自然の生活リズムを取り戻す

日本三鳴鳥のひとつとされるクロツグミです。               朝5時30分、晴天が続き気持ちのいい朝です。今日は久しぶりに小鳥のさえずりを聴くかと補聴器を耳に、手にはお茶をたっぷり入れた茶碗を持ち庭に出た。日の出が嬉しいのは人間だけでなく、小鳥も樹木も草花も、すべての生きものは皆同じ思いでいるのだろう。様々な小鳥の喜びの声が一斉に聴こえてきた。 最初に聞こえてきたのがこのクロツグミの鳴き声だ。キョキョキョ,チョキンチョキンと聴こえるが、ものの本によるとキョロン、ピョロン、チョピリリ と鳴いているのだそうだ。

日本の他に中国の一部でのみ繁殖し、東南アジアで越冬するが、密漁と森林伐採で近年激減している。いずれ日本の山から消えてしまうのではと危惧されている。そのクロツグミが庭の芝生に来て何かをついばんでいた。今までは良い声で鳴く小鳥だとは思っていたが姿を見るのは初めてで、全体が黒く、腹部は白いまだら模様、くちばしと足が黄色と”地味お洒落”といった感じだ。今の時期、天気の良い日は一日中そのいい声を聴くことが出来ます。

昨年の五月、「キッキの森」の杉伐採と抜根で露出した石の処理をどうしょうかか考えていた。庭木の剪定が終わり、ジャガイモの植え付けも済んだところで石の処理として石垣積みをする事にした。手持ちのユンボは小型のため大きな石は吊れなく今あるところで活かすことにした。最終的に石垣を1、2mの高さに積み上げ、坂道を脇に造り車でも上がれるようにした。そして、そのコーナに動かせない石のテーブルと石の椅子を配置した。

昨年植えた桜が5年も経てば、その石のテーブルを囲んで花見ができるようになると思う・・・。 生きる楽しみがまた増えた。

我が家の菜園、ジャガイモ畑、畝の一番手前は枝豆、次の一畝はニンジン、そして次の二畝は大根、ジャガイモ十二畝、ネギ、また枝豆、奥にはインゲン、モロッコ、ナス、キュウリ、トマト、ピーマン、唐辛子、カボチャ等々。そして、ハウスでは夕顔、メロン、スイカ、トマト、ナス、キュウリ、パセリ等。

今年は新型コロナウイルス騒ぎで、3月には「風の電話音楽祭」を延期決定をした、以後政府の緊急事態宣言による外出自粛となり、「風の電話」を訪れる人も僅かとなった。9年振りの静かな日々であり、ここに入植した当時の自然のリズムでの生活を取り戻すことが出来ている。国連では2030年に向けて、持続可能な開発目標とされているSDGsで17項目を策定し誰一人も取り残すことなく、より幸せに生活できるようにするとしている。その中の一つ気候変動対策のみならず熱帯雨林の破壊という環境問題が今回のコロナウィルス禍を生み出していると考えられていることにも目をむけ、「熱対雨林の保護」を通し野生動物が人の生活圏に入らない棲み分けをし動物由来の感染症を防ぐ追加の必要があると思う。

現代は科学技術が発達して何でもできるようになったが、この自然界にはまだまだ分からないことも沢山あると思われる。自然に対してあくまでも謙虚であり、征服してやろうとはゆめゆめ思わない事だ。ドイツのクラインガルテン、ロシアのダーチャ、フィンランドのモッキ,イギリスのアロット、スェーデンのコロニー、デンマークのコロニ・ヘーブ等々の休日農園、市民農園が今こそ日本の生き苦しい社会にとって必要であり、自然に親しみ共存する生活こそがコロナ禍後の新しいライフスタイルになるのではないだろうか。そして自然のサイクルのリズムに身を任せる時感謝と安らぎを得ることが出来るのだと思う。