ベルガ―ディア鯨山ガーデンの様子

今年は、「風の電話」音楽祭が、新型コロナウイルスによるイベント自粛措置を踏まえ延期になりました。                        昨年の5月、今年の音楽祭の時期に花を咲かせ、会を盛り上げようとして植えたクリスマスローズが、見る人もない森でひっそりと咲いています。本来ならば多くの皆さんの眼を音楽と共に楽しませるはずでしたのに残念です。

 

今の時期、花木は梅、サンシュ、 シュウガミズキ、沈丁花,椿, サザンカも花が少し残っている。草花では、水仙、水芭蕉、ショウジョウバカマ、春蘭、クリスマスローズ等です。                        、今の時期、新緑になる前に美しいのは苔の落ち着いた美しさで、裸木や庭石との対比は清々しさを感じる。

ロックガーデンの水仙、現在香りのいい日本水仙とラッパ水仙が咲いているがこれから様々な種類の水仙がが咲いてくる。他の花は、鹿の被害に遭うが水仙とヒガンバナだけは何の対策をしなくても大丈夫です。

今年は、1月から3月一杯メディアの取材、講演会をお断りしてガーデンの手入れに励んだ。お陰で20年間手付かずだったところまで整備することが出来た。  昨年11月には、風の電話を含むガーデンに対して「国際パブリックアート賞」を受賞したが、今年はガーデン「ベルガ―ディア鯨山」の年になりそうな予感がする。

東日本大震災から9年「風の電話」活動の実践から論理を考える

今日3月11日、yahooトップニュースに「風の電話」が取り上げられました。 日本農業新聞の記事天国へかける”風の電話” 癒えぬ傷と生きる 岩手県大槌町だ。読んでみると多少記者の創作が入っていると気付きます。       「風の電話」が創られたのは大震災の前年であり、従兄の死が契機となっているのが真相であり、翌年の大震災で多くの命が失われた現実に、震災遺族にもというより喪失感を抱えた全ての方々を対象に開放したものです。        大震災から9年目を迎えた今日、標記にあるように「風の電話」設置者としての今の気持ちを表してみたいと思います。

大震災では多くの人たちが亡くなりました。誰も望んで亡くなった人はいません。皆もっともっと生きたかったはずです。生きたくても生きられなかつた方たちが大勢います。たった一瞬で大切な人と二度と会えなくなり、今も辛い思いを抱えている方々が多くいます。そうした事実があるからこそ”生かされている”自分に気づかされ、心のより所を生み出す活動を続けることに自分の「生」を見出しています。

大切な人を失うことは大変辛いことです。しばらくは立ち上がれないでしょう。しかし、ある時、大切な人や共に暮らした家族や仲間との幸な日々や言葉を振り返る時、それまでの生活が過去ではなく、今になり新しい環境での生活を組み直さなければならないことに気付くことになるでしょう。

「風の電話」によるグリーフケアは、各個人が持っている自己回復力を呼び覚ますセラピストのいないセラピーであり、グリーフを抱えた方が自ら行うセラピーです。(人は他人から言われて変わることはめったにありませんが、自分が納得したことに対してはやってみようとし、変わることはあります。)

人は人生において夢とか希望を持って生きています。そして、それがあるから豊かな生き方につながります。しかし、夢や希望は現実でなく虚構の世界です。 いわゆる、フィクションです、作り話です。いわば物語と考えることが出来ます。そうです、人は人生において自分の物語を創り出し、その世界を生きていると考えることが出来ます。そして、最愛の人を失った時、遺された者はそれまでの物語を遮断されてしまいます。夢や希望もストップしてしまいます。特に、突然の災害、事故、自殺等の時は心の準備がなくこれからどうしたらいいのか混乱や絶望感を味わいます。                         今までの夢が大きい程その度合いは大きくなります。従って、遺された人を癒すには物語を再び紡ぎ直すという作業が必要となります。そして、その作業には人の持つ感性と想像力が大切になってきます。また、人間には失われたものを回復しょうとする精神の営みがあり、癒しには亡くなった人に再会出来る、再びつながれるという物語が必要となります。この新たな物語を創出するのがその人の持つ感性と想像力なのだと考えます。

「風の電話」に来て、電話線のつながっていない電話で自問自答することは自己の発見であり、自我意識の表出になります。自分は何が悲しいのか、何が苦しいのか、何に対いて怒り抱いているのかが明確になります。その作業は、それまでの物語の振り返りと新しい物語の創出につながり、断ち切られた日々を一瞬でも取り戻すことになり、遺された人は物語の新たな展開を意識しなければなりません。それが生きる力を生み出すことにつながります。そして、絶望から希望へと意識奈向け換えを促し、悲しみを抱えながらも新しい人生を生きるという力を生み出すと考えています。

意識の向け換えが出来たなら、今の現状をあなたの人生にとって必要なことなのだと受け入れることが必要です。受け入れることで一歩前に踏み出せることになります。 グリーフを抱えているあなたの自由を拘束している人は誰もいません。客観的に見れば、あなたが貴方の心に有刺鉄線を張り巡らし自由を奪っていると見ることが出来ます。あなたを拘束しているものは何もありません。   あなたは自由に行動できます。好きなことをやれます「風の電話」に来るのもいいでしょう。自分の好きなことをやってください。心を少し開き自然を素直に受け入れて下さい。人は本来自然の中で進化してきました。それは、現代であっても変わりありません。災害や事故で大切な人を失い、心が傷つき生命力が低下した時、緑を観たり育てたりすることで心が癒され生きる力を得ることは科学的に立証されています。東日本大震災の時も仮設で暮らし、心が傷ついた人たちが「何もいらない1つの鉢植えがあれば良い」と話す方たちが数多くいました。 緑は人間が生きていく上で生理的にも心の安定にも必要な要素になっています。心が傷つき生命力建て生かした時、自然の中に身を置き、自然のサイクルを感じ、自然のリズムに身を委ねて下さい。勿論「風の電話」があるベルガ―ディア鯨山を訪れるのも良いでしょう。ここは、英国王室のキューガーデンよりこのガーデンこそイングリッシュガーデンそのものだと評されています。(リップサービスだったかも)心の傷を抱え今も苦しんでいる皆さんに是非1度訪ねてみて頂きたいと思っています、お待ちしています。

ベルガ―ディア鯨山

 

 

 

第3回「風の電話」音楽祭の延期について

先のご案内で5月2日に予定しておりました標記音楽祭は、新型コロナウイルス感染症対策の基本方針に基づき実行委員会にて検討した結果、延期とさせていただきます。

ご来場を予定されていた皆様および音楽祭出演に向け準備を進めていた皆様には大変ご迷惑をおかけしますこと、深くお詫び申し上げます。

なお、標記音楽祭につきましては後日開催する予定です。開催が決定した際には改めてご案内いたしますので宜しくお願い申し上げます。

第3回「風の電話音楽祭」実行委員会開催する

第3回「風の電話音楽祭」の実行委員会が2月6日開催されました。実行委員(佐々木格、大久保正人、臺 隆明)今年はGWが飛び石となり、開催日が前回より遅れる予定です。詳細については後日チラシを作製し流しますが速報としてご連絡いたします。

日 時: 2020年5月2日(土)、午前10:00~午後15:00 その後、例年通り懇親会を予定しています。

場 所:ベルガ―ディア鯨山(キッキの森) 雨天時は浪板交流センター

尚、当音楽祭実行委員会では出演者を募集しています。電話にて(ヒアリングあり)。また、音楽祭共催スポンサーを併せて募集しています。

連絡先:佐々木 格 電話0193-44-2544

朝日新聞「風の電話」記事に共感する善意の方々

2020年1月7日朝日新聞夕刊に、東日本大震災以降のベルガ―ディア鯨山の活動が「風の電話」、「森の図書館」、「キッキの森」として紹介され、グリーフを抱えた方たちの癒しや、子どもたちの感性を育む場所として10年目を迎え、多くの人たちが訪れるようになった。また、24日からは映画「風の電話」が全国で公開され、さらに訪れる人が増えることが予想されると報じられました。しかし、私が体力の衰えで維持管理が難しくなっている。他人の手を借りねばとの記事に、全国の皆さんから励ましの電話や手紙、募金が届いています。 金額の多少でなく、応援してくれる気持ちが大変嬉しいです。2月15日で後期高齢者の仲間入りをしますが体が動くうちは頑張りたいと想いを新たにしています。匿名の方もいましたので、この場をお借りして皆さんにお礼をのべさして頂きます。ありがとうございます。