今年もイクラづくり

12月4日、所用があって宮古に行きました。帰りに魚菜市場に寄ってみると、年末らしく新巻き、生イクラ、アワビ、ホタテ等が各店ごとに並んでいます。

生イクラは昨年よりも安くキログラム当たり6800円、昨年は10000円位したと思う。メス鮭が1尾6000円程で売っていたので手間はかかるがお得だと思い、自分で「しょうゆイクラ」を作ると買ってきた。家に帰るなり「さぁーつくるぞー」と包丁片手に鮭の腹を割ると、膜に包まった生子が二腹、二つで1000キログラム程あり、思った通りと笑いが自然と出てきました。生子を膜から外すべくラケットでしごきバラバラにして、人肌の温度の塩水で3回洗い水切りをしました。

次に清酒を熱し、火を付けアルコール分を飛ばし、それに醤油を60度ほどに温めたものを混ぜ漬け込み液を作り、覚ました漬け込み液を容器に入れた生イクラにかけ一晩取り置きすると出来上がり。美味しいイクラご飯が食べられます。(このレシピ―は日本料理店より教わる)

どうですか、食べたいと思うでしょう。まだありますよ。何でも自分で作って食べるものは美味しいものです。

 

2冊目の著書「風の電話」とグリーフケア出版

10月31日2冊目の著書となる「風の電話」とグリーフケア。こころに寄り添うケアについてのタイトルで出版されました。慶應義塾大学医学部感染制御センターの矢永先生との編著になります。

1作目「風の電話」は、なぜ創られたのか、それを通してなにを見、なにを考え、なにをやろうとしているのかという内容になっています。そして、2作目となる著書は、風の電話を訪れた人々のメッセージを丁寧に拾い上げ、悲嘆のプロセスとグリーフケアについて多面的に検討しています。災害支援、遺族や看取りのケアに携わる援助者に必見の書となっています。

本文には米国の精神科医Van Dyke先生の「風の電話」はセラピストのいない、グリーフを抱えた方が自ら行うセラピーなのだと言う解説。また、ハーバード大学のIan jared Miller教授のなぜハーバード大学で「風の電話」を授業で取り入れているのか等々独自の見解が語られています。

全国の書店又はAmazonにて発売中です。

 

 

岩手日報文化賞の受賞について

報告が大分遅くなりましたが去る11月3日、岩手日報社より各分野で活躍され、本県の発展に貢献された方々に岩手日報文化賞並びに体育賞を贈り、その功績をたたえるとし、ベルガ―ディア鯨山の活動が評価され文化賞社会部門を受賞しました。

「風の電話」という場については、深い悲しみの中にある方々が自分自身との心の対話によって混乱している思考を整理し、本来持っている自分の生命力を取り戻すため、自分が主体的に行動することを促して行くところであり、グリーフを抱えた人たちが独自で行うセラピーと言える。自分自身に語り掛けることは自己の発見であり、自己意識が言葉という形で現れることで断ち切られた思いをつなぐことができる。悲しみ、苦しみ絶望感から、つながることが出来るという希望の光を持つことが自らを納得させ、悲しみや苦しみから解放され、癒されると感じ意識の向け換えが出来るのではないだろうか。

また、被災地は今明るい未来像を求めており、明るい未来像は夢を見ることから始まります。将来のあるべき姿をしっかり思い描くには原動力となるものが必要であり、音楽を始めとする文化芸術活動にはその力があります。そして、それを届けることが大切であり、長期的な活動になることから将来を託す子どもを含めた音楽祭や読み聞かせ会、児童書を集めた「森の図書館」活動等が評価されたようです。

この度の受賞は支援してくれる皆さまを含めた活動に対するものだと思っています。よって、副賞の30万円は北海道 地震被災地に義援金として全額寄付いたしました。どうぞご了解して頂きたいと想います。

 

[風の電話」で 鎮魂のジャズ演奏

 

昨日、(10月20日)大槌町「おしゃっち」で日系米国人ジャズミュージシャン AKIRA TANA&OTONOWAの東北・熊本応援コンサートがあつた。終了後サプライズがあり、ベルガ―ディア鯨山の「風の電話」前で演奏をしたいということになつた。夕方になり寒さが気になったが、米国からのメンバー10数名と、東京からのサポーター10名ほどが鯨山にやってきて、早速楽器のセッティング。ジャズ演奏が始まった。メンバーの童謡、民謡、歌謡曲などの日本のメロディーを骨太なアレンジのアメリカン・ジャズで演奏する独特のサウンドは日米で絶賛されている。

屋内と違い、響きはないものの音が鯨山の森に吸収され、自然に溶け込まれていくようだった。まさしく「風の電話」を訪れた方々、その電話の相手、亡くなられた人たちに届くかのように・・・・。

散歩途中の人も、犬も立ちより静かに聞き入っていた。そして、遠くでは鹿やキツネも鳴いていた。

 

「風の電話」活動に東北みらい賞受賞しました

去る9月30日、遠野市土淵遠野みらい創りカレッジに於いて、第7回東北みらい創り賞授賞式が行われた。

東日本大震災被災当初より被災地に根差して継続的に復興活動をされ、顕著な実績を上げられている個人・団体の中から、防災・教育・メディア・文化の4分野で活躍するところを受賞対象にしている。

この活動組織があることすら知らなかった私は、事務局から連絡を頂いた時には戸惑いがありました「実態が分からないのに受賞なんかして良いのだろうかと」しかし、その組織のコンセプト「それぞれの地域に根差した活動を実践する人たちを支えていくことが、人材育成の観点から極めて重要だと考えています」を拝見した時に、こうした考え方が個人で長期的に活動していく上で大切になってくると感動を覚えました。

それにしても、活動を長期にわたり継続していけるのも、「風の電話」を応援してくれる皆さんの協力・支援があって初めて実現できることと、改めて感謝申し上げます。

尚、当日の様子はIBC 岩手放送「第7回東北みらい賞」表彰式及び講演の映像がweb上に公開されています。下記URL です。是非ご覧ください。

https://www.ibc.co.jp/event/summer_school/movielist.php