著書「風の電話」朗読CD化岩手県に依頼される

去る、10月13日公開した「釜石視覚障がい者福祉協議会ベルガ―ディア鯨山に集う」で紹介しました中の一人、幹事役の小笠原さんから電話連絡がありました。「今回の会はとても楽しかった。今までのただ説明されるだけでは良く解らなかったことが、今回はいろいろ比較して頂き違いが理解できましたありがとうございました。それから、今日中村会長から岩手県の担当課に風の電話の本を送り朗読CD化をお願いしました」と云う内容でした。

彼らたちの気持ちに寄り添うことができ私もうれしくなりました。それにしても私の著書「風の電話」が朗読CD化されることにより、より多くの方々にベルガ―ディア鯨山での活動が理解され、誰にとっても優しい社会になればいいと思っています。

優しさとは、耳の聞こえない者も聞くことができ、目の見えない者も見ることができる言葉なんだ(マーク・トウエン)

釜石視覚障がい者福祉協会の皆さんベルガ―ディア鯨山につどう

10月8日、前日の雨も上がり絶好のスポーツ日和となった。今回の集いの名目は障がい者スポーツ大会だがベルガ―ディア鯨山を散策することで良いのだというので引き受けたのであった。

初めてのことであり何をやって半日を楽しく過ごすか考えた。視覚障 がいはあるが他の聞く、触れる、嗅ぐ、味わう感覚は健常者と変わらない。そう考えると様々な遊びが出来るはず他所では出来ない遊び、楽しみとして「風の電話」CDを聴いてもらう、風の電話をを利用してみる、小川のせせらぎや、小鳥の囀り、風の音を敏感な聴力で聞いてもらう。触れる感触としては芝生の感触,苔の感触、落ち葉の感触をガーデンを歩いて確かめる。匂いを嗅ぐ体験では薔薇の種類による香りの違い、ハーブやコニファーの香りや香りの強弱、甘さか、スパイシーな香りかの違い。味わう体験ではコーヒーとケーキに甘がき、イチジクの実を食べハーティーを飲んでそれぞれの味を楽しむというメニューを障がい者も介助者も全員で体験した。

特に、苔の上を歩く体験はまるで絨毯の感触を感じさせル驚きだった。匂いに関しては敏感に反応し我々が感じる以上の微妙な違いを嗅ぎ分けていた。

視覚障がい者も先天的か後天的かで点字翻訳の理解度が異なり又、想像できる度合いが大きく違うことは如何ともしがたいことである。最近では、点字本よりも朗読したものをPCで聞くことが多いと話していました。それでも聞いていると途中で眠ってしまうのでそんな時は点字本の方が良いのだとも話しています。

わずか半日程の短い時間でしたが、皆さんに大変喜んでいただけたことはこれからのベルガ―ディア鯨山の活動に新たなページを加えるものと思われます。

ベルガ―ディア鯨山のコンセプトである「何時でも、誰でも」時間の許す限り皆さんと共にありたいと思っています。

絵本「かぜのでんわ」点字翻訳本 寄贈される

去る9月6日、青森県より八戸聖ウルスラ学院中学校副校長 津田健三夫妻がベルガ―ディア鯨山を訪れました。奥さんの圀子さんは普通学校の教師をしていましたがある年、盲学校に転勤願を出し2年程盲学校で教鞭をとっていました。 その間、点字を猛勉強したといいます。その後、普通学校に戻り年満退職を迎えました。

絵本「かぜのでんわ」が14年に出版された時から点字翻訳を思い立ち、何度も失敗しながらようやく完成させました。その点字絵本を森の図書館に寄贈したいと八戸から列車を乗り継ぎ4時間以上もかけ届けたのでした。

圀子さんは、「盲の子供たちは非常に精神力が強い」と自らの体験を話していました。穏やかな津田ご夫妻との語らいは楽しく、心癒されるものがありました。

線のつながっていない「風の電話」が多くの人々の想いの中でつながっていると思える時が良くあります。9月19日、釜石市の視覚障がい者の小笠原さん(1年ほど前に訪れる)より電話があり、10月8日に視覚障がい者のイベントとしてガーデン内の散策を実施したいという連絡をいただいた。当日は、「視覚障がい者10名と付き添いの健常者10名の計20名で行きます」と言い、点字本の絵本「かぜのでんわ」の話をすると「自分で読むのをとても楽しみにしている」と話していました。

当日は誰と、どんな出会いになるのか楽しみにしています。尚、出会いに関心をお持ちの方はどなたでも参加し楽しんでいただきたいと思います。

「風の電話」Oculus Rift(VR専用のインターネット)撮影に入る

米国、ディスカバリーチャンネルに勤務していたトーマスとバリー、自分の意図する作品を創りたいと独立し、[yes Please Thank You] という会社を設立した。

米国、Oculus社が開発・発表しているVR(バーチャルリアリティー)向けヘッドマウントディスプレイに映像を供給するのだと話しています。米国では2016年一般向けに発売された。100万台が、2017年には500万台に急成長している分野だという。

「風の電話」は、事件・災害の報道と異なり、大切な人を亡くし、心のケアに使われている「風の電話」がVRで本来の役割を果たすのだろうか疑問があった。「場」の力というものがあり、その場にたたずみ、周りの空気や風、匂いや音を感じること、トータル的な力で「癒される」と感じるのだと考えている。それらの結果としてグリーフを抜け出すきっかけになっているという部分がドローンによる360度VRで表現できるか否かを危惧した。

しかし、世界中に悲しみを抱え、苦しみ悩んでいる人たちは大勢いる。現実的に「風の電話」に来れない人たちがほとんどだろう、それらの人々がVRでも悲しみを癒し、グリーフから意識の向け換えが出来「生きる」という力になればと思い撮影に協力することにした。

11月ごろには完成し、Oculus Riftインターネットでの公開予定。楽しみにしています。

長年求めていた研磨機を手に入れる

2013年4月~5月にかけて「宮沢賢治童話展」を森の図書館で開催した。賢治童話展事体は珍しい催しではなく、何か目玉商品になるものが必要だと考えた。

賢治さんが盛岡高等農林学校時代に、標本で見た薔薇輝石が大槌産出だったことを知り、大槌浪板鉱山跡に探索に行き20㎝程の薔薇輝石を見つけた。それを期間中展示し又、チェロと朗読のコンサート等も行い盛会裏に終わることが出来た。

その時以来、その薔薇輝石を磨き大槌の名産品にできないか構想し、研磨機を注文してみたが部品のモータが入荷しないとかで1年以上経過し忘れていた。しかし、ベルガ―ディア鯨山に来た釜石のYさんが「貴金属加工で使っていた古い研磨機があるのだが使うならあげるよ」と言うので、軽トラックで行き貰って来た。集塵機付きの研磨機で、重いだけでなく手入れをすれば立派に使える物だ。

早速、研磨機の砥石部分を交換した。なかなか良い、後はバフ部分を交換すればOKだ。只、軸サイズが1.3㎝で砥石の穴サイズが1.27㎝のため丸ヤスリで削って軸に収めた。バフに関しては多少の弾力があるので問題はないと思う。

今度時間を作り、砥石の粒度の違う手持ちのグラインダーと合わせ、研磨のテストをしてみようと思っています。うまくいったら次回報告します。