しばらく振りのモノ作り

長年の懸案だった作業用道路の門扉を自作することにした。長い間ぐずぐずしていたのは間口が6,5mとバカでかいものとなること、また設置面が傾斜していること、見合う材料が手に入るか不透明なこと(田舎は手に入れにくい)等々。半ば、自分らしくもないブルっていたのだ。

それを作ろうと思い立ったのは、時間構わずの不法侵入者が多いからだった。人、鹿、タヌキ,キツネ、猫、特に人間様は朝7時前からウロウロしていて隣家の犬がワンワン吠えまくる始末で、近所迷惑にもなっている為だった。

かって、焼却炉から拾っていた鉄製の柵で部分的に腐っていたものを切り取り新しい型材で補修修理し、ペンキを塗り直し、距離が長いため途中で支柱を立て段差をつけながら3m程を作り、一部普段の出入り口用にの開閉扉とした。

問題は不定期に出入りする車のための門扉だった。この部分は拾ってきた鉄柵ではなく、新たに作らなければならなかった。 長さ3m鉄を加工して作れないことはないが、重さで支柱が持たないだろうと考え木製にすることにした。 ホームセンターで2×4材12フィートを3本買い、寸法取りしてペンキを塗る。もちろん鉄と同じこげ茶色だ。これで鉄だか木だか分からなくなった。間の柵はこれもありあわせの塩ビを使い白の塗装をした。

トラックが出入りする時のために木製と鉄製の間の支柱は抜き取ることが出来るようにしてある。そして、門扉を開けると4mの空間が出来トラックの通行も可能となる。後は、門扉の開閉のための駆動部と ロックを兼ねた取っ手を「地図にない田舎」に備えてある鍛冶工房で制作(村の鍛冶屋も久しぶり)、電気溶接と合わせ完成させた。

最後に普段の出入りごちの上部に飾りをつけオシャレ感を出してみた。

出来栄えはどうでしょうか?以上で製作日数11日間、費用はしめて1万5千円程でした。(鉄材は全てストックしていた材料を使用する)