「風の電話」は感性と想像力の産物

今の世の中は効率を重視するあまり、結論を早く出そうとする傾向にあるのではないでしょうか。目に見えるもの、耳に聞こえるものだけに価値を置き、それを基準に結論付ける傾向が見受けられます。

しかし、目を閉じ耳を塞ぎ想像力を働かせると、見えないものも観え、聞こえないものも聴こえてきます。自分の考え方が心にはっきりと見えてきます。

現代人のように豊富な知識と技術の発達している時代だからこそ、感性を磨き「心で観る、心で聴く」ことが大切になつているのではないでしょうか。

本当に大事なものは何か、本当に必要なものは何か、本当に伝えていかなければならないものは何か、想像力を働かせ多方面から物事を考えることでその本質が見えてくること、「風の電話」を通して感性を育み、想像力を育てることの大切さを考えています。