元々はガーデン作業の合間の一休みするための小屋でしたが、震災直後に「カフェ エバー・グリーン」として被災者の皆さんにボランティアでコーヒとケーキを提供するカフェとしてオープンしました。
大槌の町は壊滅的被害を受け、商店街の98%を失いました。もちろんカフェ等は一軒も無く、お茶を飲みながら話をするそんな場所がなくなってしまいました。話を聞きつけた人たちが集まり、エバーグリーンが街のみなさんの団欒場所になりました。室内は隣同士がそっとふれあう間隔で座るように計算されており、「寄り添い」を大切にする空間設計となっています。温もり溢れる調度品に囲まれた室内には暖炉もあり、窓から優しい光が差し込みます。
震災から5年が過ぎた頃、町にもコーヒーを飲むところも増えてきたのでエバー・グリーンはその役目を終え、本来のお休み処になりました。
現在は営業しておりませんが、会合やハンドメイドワークショップの開催場所としてご利用いただいております。
*カフェのご利用は予約制となっております。