絶滅危惧植物山椒バラの花

我が家の山椒バラの花。今年も6月初めに咲き始め、1週間程で花が終わってしまいました。この花は1日花で翌日には散ってしまいます。5㎝程の薄ピンクの花で陽の当たる方だけ咲いています。名前が示すように、葉が山椒とそっくりです。棘は数量、長さともに恐ろしいぐらいです。大分大きくなりすぎ(3mぐらい)剪定をしなければと思っています。

箱根、富士地方周辺に自生しているそうです。しかし、環境省レッドリストで絶滅危惧種に指定され保護されています。花言葉は「温かい心」

ベルガ―ディア鯨山ガーデンの様子

今年は、「風の電話」音楽祭が、新型コロナウイルスによるイベント自粛措置を踏まえ延期になりました。

昨年の5月、今年の音楽祭の時期に花を咲かせ、会を盛り上げようとして植えたクリスマスローズが、見る人もない森でひっそりと咲いています。本来ならば多くの皆さんの眼を音楽と共に楽しませるはずでしたのに残念です。


今の時期、花木は梅、サンシュ、シュウガミズキ、沈丁花、椿、サザンカも花が少し残っている。草花では、水仙、水芭蕉、ショウジョウバカマ、春蘭、クリスマスローズ等です。

今の時期、新緑になる前に美しいのは苔の落ち着いた美しさで、裸木や庭石との対比は清々しさを感じる。

ロックガーデンの水仙、現在香りのいい日本水仙とラッパ水仙が咲いているがこれから様々な種類の水仙がが咲いてくる。他の花は、鹿の被害に遭うが水仙とヒガンバナだけは何の対策をしなくても大丈夫です。

今年は、1月から3月一杯メディアの取材、講演会をお断りしてガーデンの手入れに励んだ。お陰で20年間手付かずだったところまで整備することが出来た。

昨年11月には、風の電話を含むガーデンに対して「国際パブリックアート賞」を受賞したが、今年はガーデン「ベルガ―ディア鯨山」の年になりそうな予感がする。

珍客あらわる

我が家の庭、紅葉も落ち葉となり木々の根元に吹きだまり、その上を歩くと何かモコモコとした感触が伝わってきます。もう少し時間がたつと、今度は乾燥した葉がカサカサと心地よい音を立てて微塵と変わります。

そんな庭に突如としてカモシカが現れました。ここに暮らして20年になりますが3回目の遭遇になります。

体調1、5メートル、体重100キロ以上と思われる堂々たる体格の珍客です。見てくださいこのかわいい顔。怖がる様子もなく何かを食べ、口笛をヒュー、ヒュー吹き、こっちにこい、こいと手招きをすると此方を向き、何かを語りそうな表情で観ています。10分程、草や葉を食べ近くの森へ帰っていきました。これが25日午前中の出来事です。午後16時ごろ、暖炉の薪を準備をしている最中ふと空を見ると異様な雲が夕日を浴び輝いていました。

どうですか。写真ではあまり迫力は感じませんが、驚きました。大急ぎで妻を呼び、その見たこともない雲を眺めていました。何か明日はもっと楽しいことが起こりそうなわくわくした気持ちになります。

スリーシーズン目のカトレア

今年で3年目になるカトレアが花を咲かせました。昨年は、鉢をテーブルから落として花芽を欠いてしまい、1つしか花を見れませんでしたが、今年は4個の花が豪華に咲き誇っています。

昨年は、ミズゴケに植付けしたものをプラスチックの鉢に入れていたため、花芽が大きくなるに従い頭でっかちになり、不安定になりテーブルから転がり落ちたのでした、今年は重い素焼きの鉢に移し育てた結果だけに、4個の花には特別の愛着があります。

私の洋ランの育て方は簡単で、花が終わり春になったら外に出し、半日影の木の下に置き,たまに(1回/月ぐらい)肥料をやり、秋までそのまま置き、11月ぐらいに夜の気温が7℃以下になったら、コンサバトリーに取り込むという育て方をしています。

只,室内には10℃になればサーモスタッドが働きヒータが入りますが,600Wのため極寒さの時には5℃ぐらいまで室温が下がります。そんな時にはあらかじめ家の中に取り込むようにしています。

そんな苦労もあって、毎年綺麗な花を見せてくれるのです。今年はさらに、胡蝶蘭に挑戦してみようかと思っています。

 

 

冬ごもり準備

霜が降りる前にと白菜,キャベツ、大根の収穫をしました。冬の寒さのせいもありますが、もう一つの大敵 鹿が防護ネットを押し、これらの野菜を畑の端の方から食べ始めたからなのです。我が家の冬季間の備蓄食料を食べられてはかなわんと収穫したわけです、

ガーデン内の畑は春のジャガイモ、キャベツ、大根、ネギに始まり夏野菜のキュウリ、トマト、ナス、ピーマン、レタス、夕顔、カボチャ、スイカ、枝豆、きぬさや、いんげん、バジル、シソ、春菊等々それにベリー類を入れると年間40種類ぐらい生産していることになります。従って、我が家の食糧自給率は20~25%ぐらいになります。そのため冬はジャガイモ料理やダイコン、ハクサイ料理が多くなります。それに今年からはキッキの森で取れたクルミの実を毎日、毎食後食べるようにしています。そして、最近はクルミをリスのようにきれいに簡単に割れる冶具を考案中です。このクルミを暖炉の前で火にあたりながらほじくり食べる。ここ白石遺跡で4500年前縄文人が暮らしていた生活に少し近づいているかなと思っています。

何のことはない、ベルガ―ディア鯨山で「地図にない田舎づくり」をしていますが、生活そのものが私の考える田舎暮らしになってきているのです。(誤解のないように、今の田舎は非常に文化的な生活をしていることをお断りしておきます)薪を暖炉で焚き、裸火を見ながら身も心も暖まるこの生活が後何年出来るだろうか。縄文人も見たであろう日の出を後どれぐらい眺められるのだろうか。目の前には高速道路が通り、後ろには防集団地ができ、地下水が枯渇し新たに24メートルもボーリングしなければ地下水が飲めない現実。自然環境も大分変ってきた。そんな中、ベルガ―ディア鯨山の「地図にない田舎」はこの冬も自分流の豊さを十分に楽しんでいこうと思っています。