朝、空き瓶を集荷場に持っていこうと隣の畑道を通ったところ「じぇじぇじぇ」と鳴き声がした。
足元の畑の網に小鳥が引っかかりバタバタしている、見るとモズのようだ。
モズに関しては、目のところに黒い帯状の模様があり、「モズのはやにえ」といってバッタやカエルを捕らえ、とがった木の枝に突き刺すという程度の知識しかなく、見たことは勿論なかった。
先に瓶を置いてきて帰りに助けてやろうと思い2、3歩、歩いたが「待てよ、その間に他の動物にやられては」と思い直し、家からハサミをもってきて助けてやることにした。
はじめ大きな口をあけ私の指を噛んでいたが、網をほどき、からんでいるところはハサミで切り、大分自由になった頃には助けてくれるのが解ったのか噛むのを止めおとなしくしていました。
山に暮らしているせいか、街では考えられない出会いが数多く、それが自分の喜びとなっており、暮らしの豊かさになっています(過去のベルガーディア便りを参照)。日常的には、毎日多くの皆さんが訪れてくれ、町の復興、風の電話、森の図書館、ガーデンと様々な話題をガーデンカフェでコミュニケーション図れることが『地図にない田舎」暮らしをより一層充実させたものにしています。