「風の電話」倒壊の危機を脱する

木製電話ボックスのため下部が腐食し、手でゆするとグラグラし強風で倒壊の心配がされていました。新しい電話ボックスを作るにせよ、とりあえず補強して台風に備えようと茨城県取手市のボランティア団体ピノキオクラブの松岡代表とボランティア仲間で千葉県佐倉市の大工渡辺博さん、茨城県牛久市の大和田淳子さんの3人が大槌町の「風の電話」に午前10時にやって来ました。

5月4日天気予報では晴れのはずでしたが、到着まもなく本格的な雨に見舞われましたが雨の中下見をし、必要な材料を見積もり、買い出しから始まりました。雨が止むのを待ち13時過ぎから修理作業に入りました。腐食した下部に新しい格子と横板を内外に取り付けましたが揺れは収まりません。次に床板を張ることを考えましたが段差出来ることを嫌い、筋交いで揺れを抑えようとしましたが見栄えが悪くこれも却下。結局電話機を置いてある棚板の下に横板を一枚取付、さらに土台と下部の新しい横板をŁ字金物で固定したことにより揺れはほとんど収まりました。新しい材料を取り付けていく先から白ペンキを塗っていったので16時頃には補修は完了し、以前の美しい姿を取り戻していました。

今回の修理の材料費は、ピノキョウクラブの子供たちがチャリティ募金をして集めたお金が当てられたということです。8月17,18日に松村代表が子供たちを連れて「風の電話」にやって来ることに決まりました。その時に新しいアルミ製の「風の電話ボックス」が子供たちと一緒に立ち上げることが出来ればどれほどの感動を与えることでしょうか。その情景を夢見て私も募金活動に励みたいと思います。皆様方のより一層の協力をお願いいたします。

因みに、「風の電話ボックス」をアルミ製で新しく再建する募金活動は、今日現在の募金額は523,000円になります。目標の金額は1,000,000円です。あと少しです。