トップとスージー

しばらく振りに登場するカルガモのトップとスージー。この二羽はつがいで、手前が雌のスージーで、奥が雄のトップです。朝と夕方に餌(食パン)をねだりにやってきます。

二羽一緒にきたときのトップの態度ですが、スージーがお腹一杯(鳥の場合い胸かな)になるまで食べずに見ています。スージーが食べ終わるのを待ってから残ったパンを食べ始めます。毎回おなじです。えらいですよネ。

ただ、このカカア天下のつがいにも例外があります。それはバナナを与えた時に起きます。スージーはあまり好みではなく食べませんが、トップは大好物なのです。バナナを咥えると一目散に池に飛び立つて一人(一羽)でこっそり食べます。大好物を見た瞬間に夫であることを忘れてしまうのだろうか?普段紳士然とした立派な態度とのギャップの大きさに笑ってしまいますでもこれと同じようなことって自分にも、一般的に人間社会にもありますよネ。皆さんどう思いますか。

バラの香りに包まれるガーデン

6月の中旬から早咲き、中旬咲き、遅咲きと日を追って咲いてきたバラも、ここ2,3日の雨で首を垂れ「まいったナー」といってるようです。

ベルガーディアの駐車場に入ると植え込みがあり、ヤマボウシが白い花を上向きに咲かせています。その後ろにはエゴ、ウツギ、そしてバラが花を競い合っているようです。

3メートル以上はある大アーチには、キフツゲートがするどい棘で絡み合い白い花を一杯咲かせています。反対側からは、ピエール・ドゥ・ロンサールが上品な白と淡いピンクのグラデーションを見せている。しかし、それらの花も下でわいわい騒ぎ、踊っているようなピノキョウやマージョリー・フェアーのようなピンクや赤の小輪のかわいい花があって生かされています。

香りですと、軽いスパイシーな感じのハマナス、ノイバラ。濃い、妖艶なモダン・ダマスクのバロン・ジロー・ドゥ・ラン。色ですと、まずピンク色の美しいメアリー・ローズ、そして深い赤のブラック・ティーあげられます。

原種では、ノイバラ(白、ピンク)、ハマナス(ピンク、白、黄色)、サンショウバラ、タカネイバラ、ドック・ローズ、ロサ・グラウカ、黄モッコウバラ等が見られ、他の草花、花木と混在しベルガーディアの香りのガーデンを演出しています。

尚ガーデン内には、エスプレッソコーヒー、カプチーノ、カフェラテとケーキが楽しめるガーデンカフェ「エバーグリーン」があり、より一層の「癒し」の空間となっています。

ベルガーディア鯨山の「今」

バラの華やかな時期には未だすこし早い今日この頃、ベルガーディア鯨山はゆるーい落ち着いた雰囲気に包まれています。その落ち着きはアヤメにあると思っています。

鋭い剣を思わせる葉、直線的に伸びた茎の先端に蝶か鳥が羽を広げたような花が漂っているように見えます

池の小径、草むらの陰をまわると突然にアヤメの優雅な花姿に「ハッ・・・」と息を呑む、青紫色に白色の花がバランス良くされた配色には、フアッション界が如何に多くのことを自然界から学んでいるか解ようなきがします。否、人はすべて自然とのかかわりの中で育っているのだと言うことを改めて思います。

その他、ゆるりとした雰囲気に彩を添えている花木はメイ フラワー(西洋サンザシ)・キングサリ・紅ヤマボウシ・スノーボール・黄モッコウバラ・シモツケ(ゴールドマウンテン、マジックカーペット)の葉色・ゲラニューム・エリゲロン・アルケミラモリス等等。

また森の中、ツリーハウス前の草をきれいに刈り払い、ベンチに座り初夏の風に吹かれていると身体が緑色に変わっていくのを感じることが出来ます。

先日(5月29日)隣町の山田町社会協議会で幼児と母親23人が訪れ、お昼をはさんで遊んでいきました。

ツリーハウス前のハンモックでは子供達が3人遊んでいましたがいつの間にか眠っていました。子供も大人も気持が良くなると眠くなるものですね。因みにベルガーディアのバラの見頃は中旬から下旬になると思います、ご来訪をお待ちしています。

最良の季節を迎える

新緑の季節を前に花が一斉に咲きだしました。

水仙、チューリップ、ムスカリ、芝桜、イベリス、アジュガ、梅、桜、桃等など多少の前後はあるものの赤,黄、白、青、紫、緑、桃色のグラデーション、暖かな日差しそれらの中に立っていると自然と笑みがこぼれてきます。近くでウグイスが鳴いています、なき方からすると大分前からなき始めていることが分かります。

六月になり緑が濃くなる前、五月の新緑の頃が海と空の青さに映え清々しく、広々とベルガーディア鯨山ガーデンが一番美しく、地図にない田舎を感じさせる瞬間です。

しばらく振り心配したぞ!

11月24日朝、金魚に餌をやりに池に行くとスージとトップが約4ヶ月振りに帰っていました。悪びれた様子も無く、名前を呼ぶと寄ってきました。昨年も戻ってきたのが10月31日でしたから1ヶ月近く遅い里帰りです。一昨年、雛を猫に殺られてから子育ては他所でしているようだ。雛がそだってから戻るようで、安全を確認して子供たちを連れて来るのだろう。

スージ、私、ケリーのひとコマ。

ケリーは、カモの餌パンをくすねることはあっても決してカモたちをいじめたりはしません。