「風の電話」ボックス建て替え 事前工事

「風の電話」ボックス建て替えのために、事前に準備作業があります。第一に現在のでんわボックスを移設する場所と基礎の確保です。これを地元釜石の小沢ブロックさんにボランティアで施工して頂きました。7月22日炎天下私と二人で砂利と砂をネコ車で50メートル離れたキッキの森に運び、ブロックを並べ型枠とし、その中をコンクリートで固め基礎としました。(上から2番目)

第2に現在「風の電話」ボックスのある場所に新しいアルミ製のボックスを設置するので、現物を脇に取り置き、基礎工事をしなくてはなりません。現物の取り外しを以前補修工事をした茨城県常総市のNPOピノキオクラブ松村さんにお願いし、渡辺大工さんを派遣してもらいました。7月28日渡辺大工さんと花巻市のボランティア仲間の養蜂家 滝本孝一さんがお父さん(80歳位?)と一緒に来てくれました。

第3に、取り外した現在の基礎を新しい電話ボックスに合わせ拡幅工事をしなくてはなりません。翌日29日の予定でしたがこの日は雨で中止しました。小沢ブロックさんが仕事の合間を見て行くからと云っていましたが、翌日30日、雨上がりで湿度が高く猛暑の中、朝9時30分やってきました。事前に型枠を作り、それを現基礎の上にかぶせ、メッシュ(金網)を敷きアンカーボルトで固定してコンクリートを流し込み、コーナーを面取りして丁寧に仕上げていきました。作業中に手の指が曲がらなくなったと云っていましたから熱中症の一歩手前ではなかったかと思います。その日の気温は32度でした。翌日心配になり電話をしたら、元気に仕事に行ったと奥さんから聞きホッと胸をなでおろした。

この様に、事前工事一つ取って見ても多くの皆さんの協力で成り立っています。「風の電話」ボックス新設をめぐり情報提供、募金協力、製作協力、事前準備等々。それに、どうなっているか心配してくれている数多くの人たち。多くの皆さんに支えられ「風の電話」はその役割(グリーフの寄り添いから再生)を果たしていくものと思います。

8月18日、午前10時から新「風の電話」ボックス立上げを関係者皆さんで行います。尚、立上げ完了後皆さんでBBQパーティをキッキの森で行います。多くの方の参加をお待ちしています。

イチジク実の付き方知っていました?

花が咲かないのに実が付く無花果(イチジク)。春に付いた実が落ちないうちに秋の実が付いています。例年ですと春の実はあまり大きくならないで落ちてしまうのですが、春先にコンポストの堆肥を根元にすき込んだところ秋に実ほどの大きさに育ちました。しかし、熟しません。実の大きさにカラスもびっくりして取って食べようとしますが、美味しくないのでその辺に散らかしていきます。

この不味さに懲りて、秋の実を取らなくなればいいな・・・・。毎年カラスとヒヨドリとハチと私の取り合い合戦が見られます。

「風の電話」更新募金 その後報告

「風の電話」腐食倒壊の恐れから、木製ボックスをアルミ製に作り替える計画をたて、募金を呼び掛けたところ全国の皆様方の共感を得て、製作見積もり金額の100万円相当(一部目録のみを含む)を今日現在確保することが出来ました。ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

6月13日には、私たちとNPO松村代表の3人が千葉県の晶成産業株式会社を訪れ、「風の電話」製作図面の打ち合わせをしてきました。その際、晶成産業社長さんから出来るかぎり応援したいという暖かな言葉もいただいています。

8月18日にNPOピノキオクラブの代表と子供たち、晶成産業株式会社社長、副社長、補修に関わった渡辺大工、募金してくれた皆さんとご一緒に新生「風の電話」の設置式を行いたいと思います。ご案内は後日連絡いたします。

それらに先立って、ベルガ―ディア鯨山現地では、新電話ボックスの基礎造りをしなくてはなりません。日時がはっきりしましたら改めて㏋にて連絡しますので、ご協力出来る方はよろしくお願い致します。

「風の電話」倒壊の危機を脱する

木製電話ボックスのため下部が腐食し、手でゆするとグラグラし強風で倒壊の心配がされていました。新しい電話ボックスを作るにせよ、とりあえず補強して台風に備えようと茨城県取手市のボランティア団体ピノキオクラブの松岡代表とボランティア仲間で千葉県佐倉市の大工渡辺博さん、茨城県牛久市の大和田淳子さんの3人が大槌町の「風の電話」に午前10時にやって来ました。

5月4日天気予報では晴れのはずでしたが、到着まもなく本格的な雨に見舞われましたが雨の中下見をし、必要な材料を見積もり、買い出しから始まりました。雨が止むのを待ち13時過ぎから修理作業に入りました。腐食した下部に新しい格子と横板を内外に取り付けましたが揺れは収まりません。次に床板を張ることを考えましたが段差出来ることを嫌い、筋交いで揺れを抑えようとしましたが見栄えが悪くこれも却下。結局電話機を置いてある棚板の下に横板を一枚取付、さらに土台と下部の新しい横板をŁ字金物で固定したことにより揺れはほとんど収まりました。新しい材料を取り付けていく先から白ペンキを塗っていったので16時頃には補修は完了し、以前の美しい姿を取り戻していました。

今回の修理の材料費は、ピノキョウクラブの子供たちがチャリティ募金をして集めたお金が当てられたということです。8月17,18日に松村代表が子供たちを連れて「風の電話」にやって来ることに決まりました。その時に新しいアルミ製の「風の電話ボックス」が子供たちと一緒に立ち上げることが出来ればどれほどの感動を与えることでしょうか。その情景を夢見て私も募金活動に励みたいと思います。皆様方のより一層の協力をお願いいたします。

因みに、「風の電話ボックス」をアルミ製で新しく再建する募金活動は、今日現在の募金額は523,000円になります。目標の金額は1,000,000円です。あと少しです。

「風の電話」建て替え募金のお願い

「『風の電話』倒壊の危機」のメディア報道に30件ほどの情報が寄せられました。木製の格子付きボックス、アルミ製の格子のないボックス、何処そこにあるという情報、募金活動を始めたいという情報、実際に募金を贈ってくれた人、取り合えず倒れないように応急措置をしましょうと茨城県から大工さんを連れてくるNPO団体等々、皆さんの「風の電話」に寄せるい気持ちに感動しています。

ここ1カ月ほど「風の電話」音楽祭ライブ&トーク開催準備に忙殺され、情報を提供された皆さんとの対応が疎かになったことをお詫びいたします。音楽祭も無事終わり、気持ちを切り替え電話ボックスをどうするか考えています。

私としては、木製ボックスは設置環境からやはり3、4年で腐食してしまい同じ騒ぎを繰り返すと心配されます。また、アルミ製ボックスはその心配がないのですが、現在使用中の格子付きボックスが「風の電話」として海外にも定着していることから、今のスタイルを継承していきたいと思います。新しく作るとなれば100万円弱の資金が必要となります。(東亜通信工業より見積もり)

音楽祭ライブ&トーク終了後詩人の里さんから販売して電話ボックス建て替えの資金に役立ててと詩ハガキ2種類(w君の一歩、かなしみの旅)とB4Ⅿサイズの詩「Grant  me~叶えてください」を頂きました。これと私の講演内容である「風の電話から宮沢賢治へ」を執筆した著書「風の電話」また、音楽祭で最後に参加者全員で歌われた風の電話CDをセットにし募金も含め1万円/セットで販売いたします。

限定25セット

振込先:ゆうちょ銀行 普通預金  店名:八三八  店番:838

口座番号:1938776

氏名:ベルガ―ディア鯨山 佐々木 格

※ご希望の方は電話申し込みして下さい。上記口座に振込確認後レターパックにて品物をお送りいたします。

電話:0193-44-2544(佐々木 格)