間に合いそうです

詩碑建立も台座に詩身の石がセットされ、詩文が刻まれた黒御影石が嵌め込まれました。写真は接着のため発砲スチロールで詩文を保護し、ベルトで固定しているところです。私もまだ見ていません。

真ん中の写真は、裏側の台座部分でクラウドファンディングで5万円以上の方々の返礼品としてお名前を刻むという約束通り、刻印して取付たものです。

下の写真は詩碑建立の趣旨を刻んだものです。これは宮沢賢治の詩碑ですがその趣旨をご理解いただくならば、無念のちに亡くなられた方にとっては慰霊の碑となり、これから生まれてくる子供たちにとっては賢治にふれる機会となる記念の碑になると考えています。これら2基「暁穹への嫉妬」「旅程幻想」の完成は我々大槌宮沢賢治研究会活動の終わりではなく活動の始まりにすぎません。賢治の「利他の精神」を道標に、被災地のみならず世界中,korekaraすべての人びとはどう生きなければならないかの追求と、イーハトーブ三陸海岸のテーマ性のある周遊ルート開発、それらを踏まえた交流人口の拡大を図っていかなければ、三陸の被災地が再び甦ることはないだろうと考えます。全国の賢治ファンの皆さんどうぞ我々の想いをご理解の上三陸にいらして下さい、お待ちしています。

宮沢賢治詩碑建立工事の進捗状況

写真上から、設置場所に捨てコンを打ち、鉄筋を組み、型枠を取り付けコンクリートを流した状態。4日ほど置いて型枠を外した状態。黒御影石がはめ込まれる凹みも見られる。碑身に碑文を刻む黒御影石を嵌める凹みを手作業で加工している。台座下部に接着される自然石。自然石を切り出し作業。台座上部に取り付けられる磨き白御影石。下の2枚は碑身及び台座の凹み部分に嵌め込まれる黒御影石の磨いたもの。

それぞれの場所で各作業が行われており、3月8日に25トンクレーン車にて現場の台座に碑身を設置、その後に各パーツの接着取付となります。これから碑文及び副碑文の刻印になりますので文章の慎重なチェックが必要となります。

全て設置が終わった後、研究会メンバーによる台座周りに芝生と銀どろの木を植えて「旅程幻想」詩碑建立が完成となります。只、ホームセンターに芝生の入荷次第になりますので、場合によっては芝生は後作業となる可能性があります。イメージをして作業を進めているのですが、実際できてみなければイメージ通りかどうかわからないところもあります。皆さんのご期待に副うものであれば良いのですが。

 

 

 

宮沢賢治「旅程幻想」詩碑建立工事始まる

宮沢賢治がイーハトーブ三陸海岸を旅行した1925年、大槌川河原で詠んだと推定される「旅程幻想」の詩碑建立工事が大槌駅隣で始まりました。

これに先立って、12月11日から1月31日まで開始したクラウドファンディングでは、多くの皆さまがたよりご支援いただき、目標の150万円を上回る169.5万円が集まり見事目標達成することが出来ました。ありがとうございました。しかし、これからがまたひと苦労で、工事打合せ、除幕式準備、対外折衝と毎週会員が集まり進捗状況を話し合い、3月16日の除幕式まで気の抜けない日が続きます。

工事現場では、3月24日から開通する三陸リアス線釜石―宮古間の試運転が始まっており、上の写真に大槌駅に停車しているディーゼル車が見えます。

「旅程幻想」詩碑建立されますと、三陸海岸旅行で詠んだ6篇の詩碑が揃うことになり、これらを結ぶ新たな賢治の旅を追体験する周遊ルートづくりが可能となります。その時は、各市町村連携した体制で我々が皆さんをご案内いたします。乞うご期待!

 

スリーシーズン目のカトレア

今年で3年目になるカトレアが花を咲かせました。昨年は、鉢をテーブルから落として花芽を欠いてしまい、1つしか花を見れませんでしたが、今年は4個の花が豪華に咲き誇っています。

昨年は、ミズゴケに植付けしたものをプラスチックの鉢に入れていたため、花芽が大きくなるに従い頭でっかちになり、不安定になりテーブルから転がり落ちたのでした、今年は重い素焼きの鉢に移し育てた結果だけに、4個の花には特別の愛着があります。

私の洋ランの育て方は簡単で、花が終わり春になったら外に出し、半日影の木の下に置き,たまに(1回/月ぐらい)肥料をやり、秋までそのまま置き、11月ぐらいに夜の気温が7℃以下になったら、コンサバトリーに取り込むという育て方をしています。

只,室内には10℃になればサーモスタッドが働きヒータが入りますが,600Wのため極寒さの時には5℃ぐらいまで室温が下がります。そんな時にはあらかじめ家の中に取り込むようにしています。

そんな苦労もあって、毎年綺麗な花を見せてくれるのです。今年はさらに、胡蝶蘭に挑戦してみようかと思っています。

 

 

1月28日 三陸道浪板からの暁穹

大槌宮沢賢治研究会では、1月8日に早朝6時から暁穹観察会および「暁穹への嫉妬」」朗読会をおこないました。その後、恒例になっている朝食会を、ホテルはまぎくでバイキング料理を堪能しました。

あれから3週間ほどたった28日、何時もとは違った暁穹が見ることが出来ましたのでお知らせします。今朝は、この後も太陽は顔を出すこともなく、午前中曇り日でしたが、三陸道浪板付近を通る車の運転手さんには,自然の特別なドラマを感動して観ていただくことができたと思います。来月末位になると水平線から昇日の出を、車を運転しながら拝めるようになります。これは通行する運転者の方々に一日のパワーを与えることことでしょう、浪板の新しい財産になるのではないでしょうか。(ベルガ―ディア鯨山から撮影)