「子を亡くした親の会」立ち上げのお知らせ

今年度の計画であった「子を亡くした親の会」を立ち上げます。

今までの活動を振り返って、未だ喪失感、苦しみ、悲しみ、悔しさを抱え震災当時から時間の変化を実感できないでいる人たちがいます。

風の電話で胸の内を吐露することで、心の負担を軽くする。重荷の半分は、風の電話に置いていく。

しかし、十分ではなく今度は、歌を口ずさんでいただければと思っています。風の電話も歌も口を開いてことばを発することにつながり、日常的に人とかかわりを持つ第一歩になると考えます。

次に、同じような境遇、立場に置かれている人たちが集まり、お互いの気持ちを語り合い、慰めあい、お互いの心情を分かり合い希望を見つけることが出来ればと考えます。風の電話にいらして御賛同を得られるなら「子を亡くした親の会」を立ち上げ寄り添っていければと思っています。

なお、「こころの架け橋」さんのご協力を得て会の運営を行うことになります。

風の電話に置いてある呼びかけのパンフレットは、こちらからご覧になって下さい。(PDFファイルが開きます)

色とりどりのバラと香りに包まれて

バラのシーズンも盛りを過ぎ、アジサイが出番を伺っている今日この頃。ベルガーディア鯨山では、色とりどりのバラと香りに包まれ以下の活動が行われました。

6月14日 クリスタルボウル ヨガ&朗読会

クリスタルボウルの音を聴くことで脳にリラックス効果を生み、ヨガで身体の緊張をほぐし、心身の開放感と、エナジーアップが得られるというものだそうです。

6月26日 森と風のがっこう吉成信夫コーチョーの北欧 旅行おみやげ話の会

岩手県葛巻町でNPO法人、岩手子ども環境研究所「森と風のがっこう」の理事長をつとめる吉成信夫氏をお招きし、6月中旬にいったばかりのムーミンのふるさと北欧のお話を若いお母さん、子どもたちと一緒に聞くことが出来ました。

バラのシーズン始まる

春の草花や花木が美しさを競い合い、幕を引くと待ってましたとばかりに牡丹、芍薬、モッコウバラが表舞台に立つ。花木では、メイフラワー、紅山法師、ゴールドチェーン、スノーボール等々が我がガーデンの立役者である。

出番を終え袖に引っ込むか引っ込まないうちに、艶やかなバラたちが芳香を漂わせ周りを圧倒して登場する。

この時期、新緑の初々しさは既になく、緑濃く枝が茂り、庭が閉鎖的に感じる。しかし、そのような環境だからこそバラの色も、香りもひときわ引き立つのかもしれない。

今年は、例年より早いのではと感じていたがやはりというか、一週間以上早めにシーズンを迎えたようです。しかし、早いのは花だけではなく、梅雨入りも早まりそうな気配で、とかくこの世はままならないように出来ているようです。

「風の電話」歌になる

今度、風の電話が作詞 佐々木格、作曲 大久保正人さんで歌になります。5月13日に1回目のレコーディング。その後、20日に微調整を加えたレコーディングでほぼCD化が決まりました。

会えなくなった大切な人へ、風にのせて想いを伝える風の電話。誰もいない電話ボックスで自分の胸の想いを電話で語りかける。そこの空間には、自分と会えなくなった大切な人の二人だけ。言葉で語りかけても、ただ思い切り泣いてもいいのです。

言葉に出したり、泣くだけでも喪失感、苦しみ、悲しみ、悔しさが少し和らぎます。

今度、歌を口ずさんでみてください。歌には、あなたの想い、会えなくなった方の想いがうたわれています。

言葉を、歌を口ずさむことで以前の日常を取り戻すキッカケになればと思っています

写真家 藤原新也さん「風の電話」を撮る

5月14、15日写真家の藤原新也大先生がベルガーディア鯨山を訪れ「風の電話」の取材をされました。

12日に来訪の連絡をいただいた時、恥ずかしながら私は先生のことを知りませんでした。ですから「13日は風の電話のレコーディングで忙しいですからダメです」とお断りしたのでした。先生はぶっきらぼうに「それでは13日にそちらに入り14日10時頃に行きます」。私「それだったら良いよ」。

後で、打ち合わせに来た大久保さんに話したところ「私も本を持っているよ。有名な写真家だよ」と云う。それからインターネットで検索し、はじめて超大物写真家と知る。

その後は、予想だにできない展開に発展していくのでした。(つづく)