
長い間、サイトを留守にして申し訳ございませんでした。
昨年12月に胆道狭窄(胆管の詰まり)で6月に続いて2回目の入院・手術を行いました。その際の検査で、新たに肺がんが見つかり、今後の治療方法について医者と検討した結果、手術がベストと判断しました。2月16日入院、24日手術で左の肺を約半分を切除することになります。 この様な事情により今後の「風の電話」の維持管理・継続の危機に直面しております。今日まで15年間、体力に任せ個人で頑張ってきましたが、高齢化(81)と共に体力の衰えと言うよりも病気がちになり、「個人の活動」として今後の維持管理が難しくなってきました。今後、「風の電話と周囲の環境維持管理」を考えますと業者に外注化する必要を検討しなければなりません。そのために当初は簡単な「任意団体を設立」し皆様の支援をお願いし、近い将来NPO法人として公的支援を視野に活動を進めていきたいと考えています。 今、世界に600箇所を超える「風の電話が作られていますが「風の電話の発祥の地」としてなんとしても維持・継続できますよう皆様の協力をどうぞ宜しくお願いしたいと思います。 「風の電話を守る会」設立提案の詳細につきましては、現在検討を進めていますので後日ホームページにて公開いたします。 P.S.
「風の電話」は、東日本大震災の前に癌で亡くなった従兄と遺族が「絆」を保つという個人的な思いで作られたものですが、直後の大震災によって犠牲者の遺族や多くの人たちが故人に想いを伝える「場」となりました。また、グリーフと向き合う象徴的な存在として国内外を問わず、多様な人たちの心の支えとなっております。これは、大震災による「時代的な「癒し」の必要から」という歴史的な背景が強く影響していると考えられます。その意味では「風の電話」は単なる個人的な「慰霊の場」ではなくある時代の特に、災害を機に生まれた社会的なグリーフケアの象徴になったと言えます。 「風の電話」立ち上げから16年間の課程において、グリーフを抱えた方々が癒され、「喪失から再生へ」と意識の転換を図り新たな人生に向かうのを見届ける感動は特別であり、何物にも代えられない喜びですが、本来のコンセプトとは別の視点からの評価として、2017年に宮沢賢治の「利他精神」を実践しているとして宮沢賢治イーハトーブ奨励賞を受賞。2018年に岩手の文化発展に貢献したとして岩手日報社より第71回文化賞(社会部門)を受賞。2019年「風の電話とその環境」に対し、公的空間におけるアートの可能性を示すと共に社会課題に対する芸術の寄与としての公共アートの新しいモデルを提示し、「喪失と再生」・「対話と共感」をテーマとして、個人と社会の両面での癒しと希望を与える象徴的な存在であるとして、第4回インターナショナルパブリックアート賞を受賞いたしました。そうしたことも活動の励みとして「風の電話」活動及び周囲の環境維持整備に当たってきました。「癒し」に大切な要素として、人の認知器官として見る、聞く、食べる、嗅ぐ、触れるの五感に訴えることが大切です。そのための環境整備であり維持管理だと考えています。私は「風の電話とその環境」をアートと捉えて維持管理をしてきました。どうぞご理解をしていただきたいと思います。
