一関一高生30名「森の図書館」に!

7月8日快晴に恵まれた山道を、大型バスから降りた一高生の一団がベルガーディアにやってきました。図書活動の一環として、毎年各地の図書館をまわっているとの事。

今までは、公立の立派な図書館ばかりでしたが「たまには手作りの小さな図書館もいいか」といったところでしょうか森の図書館を訪れた。

当日は、カフェや、バー、病院にお寺まで。一角に本棚を置き、立ち寄る人に本を寄贈してもらう登録すれば誰でも借りられる。そんな図書コーナー「まちライブラリー」の提唱者である磯井 純光さんが見えられており、生徒達に本が人と人を結びつけると言うお話をしていただきました。非常にタイミング良く、生徒達にとっても有意義な活動になったのではないでしょうか。

息子のためサインボード製作


5月5日こどもの日、シコーバイシクルサービスをオープンさせた次男坊至高。

「森の図書館」等ででお馴染みのサインボードを作って欲しいと連絡があり、開店祝になればとベルガーディア鯨山の鍛冶工房で製作に取り掛かった。

彼は三歳の頃より二輪車で飛ばし遊ぶ子供で、ブロック塀にぶっかリたんこぶを作ったり、車に衝突し車にキズを付けたと持ち主を連れてきたりと界隈で知らない者はいないほど元気の良い子供でした。

その彼のイメージで青空の中を疾走する自転車をデザインし、鉄板を溶断し研磨、銀輪を感じさせる仕上げにした。またそれだけでは色彩的に弱いので、スカイブルーの青空の空間を取り入れた。それらを昔のミシンの鋳物枠の中に納めた。更に、その枠を吊るすハンガーも鉄板と異型丸棒を使い溶接で固定、ペイントにラッカーを噴きつけ仕上げた。
早速息子に送ると即、取り付けたと連絡が入った。大変喜んでもらい鍛冶屋冥利につきるお祝いになりました。

因みに、シコーバイシクルサービスは横浜市井戸ケ谷下町28-13にて「宿るや商店」をシェアして営業しています。


シコーバイシクル
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煙突の見える風景

「我は海の子」の一小節。

ー 煙たなびく苫屋(とまや)こそ我が懐かしき住家なれ ー

地図にない田舎、ベルガーディア鯨山の「森の図書館」に暖炉が出来、煙突も完成しました。薪を焚いてみると、煙が作ったばかりの煙突の角トップからゆらゆらと立ちのぼり周囲の木立と青空にとけこみます。

角トップの製作は二度目で、前回ステンレスで作ったときには熱ひずみのため変形して使い物にならなかった。(素人溶接の悲しさ、技術がなかった)今回は、2.0mmの鋼板を使い、切断と溶接を繰り返すことまる2日何とか完成にこぎ着けた。仕上げはブラックの耐熱塗料を噴き付けると既製品とかわらぬ出来ばえに見えます。

1. 母屋
2. ガーデンカフェ エバーグリーン
3. 鍛冶工房
4. 森の図書館
5. ツリーハウス

これで、地図にない田舎ベルガーディア鯨山には5本の煙突が立ち上がり、いずれかの煙突からは前述した光景が見られます。また暖炉の前は暖かな炎が揺らぐ癒やしの空間となり、より一層の感性の育む創造空間となることを願っています。

暖炉づくり イメージどうり

しばらくご無沙汰しました。毎日元気にかつ、忙しく生きております。

暖炉づくりをしていたと思えば翌日は花、野菜の苗作りの種まきをしたり、ガーデンの草花の新芽が出ているのを見れば去年の枯葉掃除をする。という具合に春先はあわただしい。

さて暖炉だが、前回は燃焼室までだったがその後、後ろ(反対側)のオーブンではパン、ピザが焼けるようにドーム型の石釜にした。

構造は、燃焼室の炎が後ろから石釜部に入りそこを熱して煙突から排気するという簡単なものです。只、石釜部には熱した時点で炎を遮断する断熱レンガの蓋があり又、蓋をした時に排気するための5cm角の小さな穴を床の端にもうける。煙突にはダンパーを設け、石釜を使用する時はダンパーを閉じ熱を逃がさないようにする。床の小穴からは燃焼室の熾き火の熱が石釜部に入るので連続して焼ける釜として使えるだろう。

注文していた煙突が届いたので今日早速火を入れてみた。ゆっくりと熱をかけて行かなければならず今日は僅かに燃やし、煙の漏れなどの確認をする。

足の指を霜焼けにしながらスタートした暖炉づくりだが、最近の陽気には半そででの作業となり暖炉づくりに?を感じる人もいるかも。

作業全般で大変と思ったことは、使用済みレンガのモルタルを除去しながらの作業(安く上げるためには止む得ない)だった。全部で500枚ぐらい使ったか。

次に、天板に使った4cmの御影石のサイズ加工だろう。ある廃業パチンコ 屋のカウンターに使われていたものだが、カッター1台壊しながらの作業で大変だったのと、高くついたことでダブルで疲れた。

暖炉づくり、その後

レンガ積みを2段終わったところでロストル下、灰取り出し口の扉製作に取り掛かった。

この扉製作は、6mm鋼板を加工し割りと簡単でした。唯一手こずったのが扉の取っ手が閉じた時にギュツと締まるように加工することだった。

石造りの建物に似合うガッチリした暖炉のイメージから取っ手に犬釘(鉄道のレールを枕木に固定する釘)を使い、引っかかりは半月状に鍛造した部品を溶接し完成させた。

次に、燃焼室の扉だがこれには4日程かかった。まず燃える火が眺められるように耐熱ガラスを入れた。ガラスは以前捨てられていた電子レンジから扉の部分を取り外し手元にあった物を使用し、それに合わせて鋼板を加工した。問題はガラス交換時に扉をばらさなくてもスムーズに交換が出来るよう分解可能にする事と、やはり扉を閉じた後の締め付けできるようにすることがポイントだった。又、積み上げレンガとの取り合いで鋼板の幅等が決まりそれらを解決する為に3日位要した。

前にも紹介したように手元にあるものを使い如何にセンス良く見せるかに腐心しているので

大雑把な図面というよりもマンガはあっても、その時々の現場で合わせて組み立てていくというスタイルで進めています。今後は、燃焼室の天井(オーブンの炉床)がひとつのポイントとなり又、オーブンのドーム天井も重要なポイントになるでしょう。