レンガ積みを2段終わったところでロストル下、灰取り出し口の扉製作に取り掛かった。
この扉製作は、6mm鋼板を加工し割りと簡単でした。唯一手こずったのが扉の取っ手が閉じた時にギュツと締まるように加工することだった。
石造りの建物に似合うガッチリした暖炉のイメージから取っ手に犬釘(鉄道のレールを枕木に固定する釘)を使い、引っかかりは半月状に鍛造した部品を溶接し完成させた。
次に、燃焼室の扉だがこれには4日程かかった。まず燃える火が眺められるように耐熱ガラスを入れた。ガラスは以前捨てられていた電子レンジから扉の部分を取り外し手元にあった物を使用し、それに合わせて鋼板を加工した。問題はガラス交換時に扉をばらさなくてもスムーズに交換が出来るよう分解可能にする事と、やはり扉を閉じた後の締め付けできるようにすることがポイントだった。又、積み上げレンガとの取り合いで鋼板の幅等が決まりそれらを解決する為に3日位要した。
前にも紹介したように手元にあるものを使い如何にセンス良く見せるかに腐心しているので
大雑把な図面というよりもマンガはあっても、その時々の現場で合わせて組み立てていくというスタイルで進めています。今後は、燃焼室の天井(オーブンの炉床)がひとつのポイントとなり又、オーブンのドーム天井も重要なポイントになるでしょう。