庭木(ブナの大木)剪定

指先のトゲのようにずぅーと気になっていた。

目周り25cm、樹高10メートル、双幹のブナの木、春は新緑が美しく、夏を通して木陰を作ってくれる我が家のシンボルツリー。

大きくなりすぎ周囲の植物に影響が出てきた。日陰になり花芽の付が悪くなってきたのだ。

何時か、何時かと思いながらもほって置かれた、今の時期を逃してはまた同じ思いをしなければならないと意を決して梯子を木に掛けた。

それから丸一日、4mほど枝を伐り、それらを薪として利用出来るように35~40cmにチェンソーにて整えた。この間、真冬なのに下着シャツを2回着替える。

剪定を終えたブナの木はちょっと寒そうだが来年にはまた、立派な木陰をつくってくれるようになるだろう。

森の図書館に暖炉作りスタート

暖炉づくり。昨年中に完成していなければならない案件であったが雑事に忙殺され遅れていた。

2月、月も替わり区切りも良いと一日にスタートさせた。5年ほど前に一基造ったことがあったが当時のことはもう定かではない。新たに造る気持ちでのスタートだ。

まず、床工事の際に準備していた基礎の上に耐火煉瓦を並べた。

次に、外側に幾分きれいな耐火煉瓦を2段積み上げた。ロストルには、昔の足踏みミシンの踏み板を使用(鋳物製でうってつけ)その下に灰取り箱を置く空間を設け、他はロストルの高さに煉瓦で埋めた。

とりあえず2日間でここまで。明日からは灰取り口の扉製作に入り、取り付けた後再び煉瓦積みとなる。今回も上部にオーブンを設けピッザ、パン等どんな料理も可能にする物が出来ると思う?、なにしろ図面は頭の中にしかないのだからその時の気分で変わってくるのだ。いずれにしても出来上がりが楽しみだ。

ピザ作りで交流会

ベルガーディア鯨山今年最初の活動は、1月8日大槌町「里親の会」交流会でした。震災遺児達と里親どうしがピザを作り、お互いが食べ比べして楽しく遊んだ一日でした。

当日は、未就児童から高校生まで子供9名,大人7名の参加者があり、「森の図書館」で高校生のお姉さんに本を読んでもらったり、「ツリーハウス」に寝転んでクマの毛皮の頭を枕に写真を撮ったり、なでたりと遊んだ後は「風の電話」に行き皆で代わるがわる電話をかけていました。

「準備できたよ!」の声に全員釜の前に集まりお姉さんのお手本トッピングの後、子供同士或いはお母さんと子供が一緒になって自慢のピザを作りました。

全部で8個、焼き上げた先から子供達のお腹に納まっていきます、お腹が一杯になるとまた外に出て遊ぶという具合で、帰りのバスに乗る時には皆の顔がニコニコと満足そうでした。

尚、今回の会にはアメリケアーズ、グットネバーズジャパンの協力をいただいております、ありがとうございました。

地図にない田舎の鍛冶屋

連日氷点下の気温が続く中、少しは暖かくなるかと思い鍛冶工房にこもり、昨年はをあまり作らなかった燭台作りをした。

昨年までは、鍛造しっぱなしの荒い強さの中に繊細さを求めた作品だったが、今年は少し変えてより繊細さを押し出す意味で研磨を加えて見た。

「粗雑な荒さ」と「研磨された繊細さ」磨き過ぎても面白さ、躍動感が失われるのでそのバランスが大事である。

仕事中は寒さも忘れているが、後で足の指先がかゆくなりしもやけになつたことに気づく。

とかく冬場の外仕事は問題が多い、しかし持った性分で、、何かしていないと一日無駄にしたような気分になる・・・・・・・貧乏性て奴ですかネ?

2013年も宜しくお願いいたします

2013年1月1日の日の出。

昨年末完成した、ツリーハウスから見る日の出はどんなだろうと上がってみた。冷たい、張りつめた大気を一瞬でやわらげる陽光がさし、まわりの木々が呼吸をはじめる。

長い暗闇と沈黙は、一瞬で生をとりもどし騒がしくなる。

新しい年が明け、また何かが始まる。

目に見えるもの、耳に聞こえるものは誰が見ても、誰が聞いてもそれ以上でもなければ以下でもない。

見えないもの、聞こえないものにこそ大事なものがかくされている。今、「感性の育み」が被災地の子供達にとって大切で必要とされている。

感性を豊かにすることで、いろいろな考え方が出来、物事の本質を追求できる。

自然豊かな環境で草花や小動物とあそび、それらの気持ちを理解する。

森の図書館からもちだした本を芝生にねころんで見たり、森のベンチ或いはツリーハウスにこもって見る。

自分の感性で想像、創造空間を大きく広げてほしい。

地図にない田舎、ベルガーディア鯨山は「子供達の感性の育み」、「心のケアを必要とする人」、「障がいのある方々」をベルガーディア鯨山を応援してくれる皆様と一緒に活動支援していきます。

今年もよろしくお願いいたします。