今日、「風の電話」に来た方で次のようなメッセージを残していった方がいます。「何も話すことはないけれど、何時も傍にいてくれるんだな、何時も見守ってくれているんだな」と初めてそんな気持ちになりました、ありがとうございます。 「風の電話」を訪れるほどんとの方は、亡くなったご先祖をはじめ両親、家族、友人・知人に「ありがとう」の言葉と共に「これからも見守って下さい」とお願いしています。 元々、日本人の神々は自然界の物や現象にあって、人々の日々の営みを助け或いは、祟って病気や死を招くと信じられていました。人々は神の存在を実感し、お願いし、鎮魂の祭り等を行ってきました。しかし、これ等の神々は次第に歴史上の偉大な人物の霊と共に、神道の神々と変わってきました。この傾向は近代、現代になり先祖との関係に変化してきました。自分の親や先祖は死んで離れてしまうのではなく、死後も自分たちのことを見守ってくれる存在。いわゆる、仏と神の一体化の傾向が感じられます。 大切な人たちを亡くした多くの方々が「風の電話」ノートに残す言葉にその傾向が明確に表れています。