鍛造(ロートアイアン)燭台製作

半年ぶりに鍛冶作業をした。

11月4日に、宮古市出身の絵本作家の茂市久美子さんと他三名の方が訪れ、「風の電話」「森の図書館」についてお話をした。茂市さんは作家だけに各方面にわたって知識が豊富で、教えられることが多くあった。

2時間近くも話しただろうか、帰りしなに私の作っている燭台に目をとめ他の物も見せて欲しいと云うのでお見せすると、皆さんで写真の燭台を欲しいと言われ、4台の注文を受けることになった。何時までもほおって於かれないと思い12月に入り、鐵板や丸棒を切ったり、鍛造したり、溶接したりし更に磨きや、蜜蝋を塗って仕上げた。できばえは、私の物づくりのコンセプトである「100年は経過した」という感じが充分出ているものに仕上がっています。これらの作品は全て1点物として、心を込めて仕上げてあります。

それにつけても、力仕事は大変ですがベルガーディア鯨山の活動を継続するためにも頑張ります。茂市さんをはじめ宮古の皆様方ありがとうございました

 

松家圭輔展おわる

11月15日から12月6日まで開催していた松家圭輔展が終了いたしました。

期間中、各地、各方面から200名を超える人達に見ていただくことが出来ました、皆さん一様に透明感のある色彩の絵に感動しそれを共有することが出来ました。

今後、作品が増え次第ですが年1~2回展覧会を予定しています。松家君が絵で自立できるように応援できれば非常に嬉しいことだと思います。また、私自身も70才を目の前にして、体力的に力仕事は無理が効かなくなっていますので又、絵描きの世界に戻ろうかと考えております。

何時の日か松家君と二人展をベルガーディア鯨山「森の図書館」ギャラリーで開催できればこの上ない喜びだと思っています。

この度は、遠いところ駆けつけてくれた皆さんに心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。

尚、12月8日からは「森の図書館」にて世界のクリスマス絵本展が開催されます。いろいろな国のクリスマスの様子を絵本で楽しむことが出来ます。どうぞご家族で見に来てね!

 

松家圭輔展 開催

松家圭輔さんは、幼い頃に交通事故に遭い、知的障害と左半身に障害が残った。3年前から右手だけを使い、絵を描くようになり、明るい透明感あふれる色彩で海や、大好きな三陸鉄道、彼の仕事場のパン・カフェ等、最近では裂き織りをモチーフにした作品を制作している。

ベルガーディア鯨山「森の図書館&ギャラリー」では、昨年の小林覚さんにつづき二人目のアールブリュット作品展です。正規の美術教育をうけず、発表や評価を望まない、純粋な表現。私やあなたの感性に必ず何かを訴えかけてくるでしょう?。

会期: 11月15日(金)~12月6日(金)
時間: 10:00~16:00(月曜定休日)
場所: ベルガーディア鯨山「森の図書館&ギャラリー」
費用: 入場無料
主催: ベルガーディア鯨山
共催: NPO法人 ハックの家
後援: 大槌町・大槌町教育委員会

 

やまなし

「木ッ木の森」に1本のやまなしの木がある。昨年、子供達の森をつくるときに、のこぎりで三分の一ほど切られたところで気が付きストップをかけた。危なく切り倒されそうになった木である。

今年も五月に花を付け、九月には、5、6個実が付いているのを確認していた。しかし、先日の台風26号で全て落とされてしまった。

30数年前、仙人峠で拾ったやまなしを山葡萄などといっしょに瓶に入れていたら、発酵してブランデーのようなお酒ができていたことが脳裏をかすめめた・・・・・。

宮沢賢治の童話「やまなし」にも、お父さんカニが子供のカニにやまなしが川に落ちたのを見て言います。「待て待て、もう二日ばかり待つとねこいつは下へ沈んでくる、それからひとりでにおいしいお酒が出来るから。」・・・・・・しかし今は子供達の感性の育み云々言っている身、違法は出来ない。そこで未だ臭いもしていないけれど食べてみることにした。

直径6、5cm、形は立派だ。割った色も良い。いよいよかじってみた。長十朗のような食感、しかし、しかしだ全然おいしくな~いのだ。

熟した実でこそ食べても美味しいし、おいしいお酒も出来る。食べたら不味かったが、今年は九死に一生を得たやまなしの木が実を付けただけでも、「良くやったな」と褒めてあげなければならない。

200人が集う


第1回マイクロ・ライブラリサミットが24日、大阪市浪速区の「まちライブラリー@「大阪府立大学」で開かれた。これらの「小さなライブラリー」は、さまざまな形式で企画、運営されており地域のコミュニティーや利用者にとりかけがいのない文化的拠点になりつつある。

今回、これらの「小さなライブラリー」やその活動を支える方々が、お互いの体験や夢を語り合った。

午前10時00時~午後8時30分まで15件のプレゼンテーションがありその後、交流パーティで夜遅くまで盛り上がった。

私のプレゼン要旨は、次のような内容です。東日本大震災により安心、安全と思っていた家が流され、家族が亡くなった。子供達は意識するしないに関らず心に大きな衝撃を受けました。

「人は、過ごした環境で人格が形成されると言います。」

自然環境が豊かなところで本を読み遊ぶなかで、感性を育み培う。そのことで目に見えないものが見えるようになり、耳に聞こえないものも聞こえるようになる。そして「何が大事で」「何が大切」なことなのか?。「物事の本質とは何なのか」考えられるようになる。10年か20年先この東北の被災地の中から日本の将来をリードする人材が生まれるのではないだろうか?。というものです。

皆さんはどう考えますか。