外壁タイル張りもなんとか

連日雨降りで作業が出来ないでいましたが合間を見て、外壁のタイル張りを3日がかりで仕上げました。床を張るのと比べ格段に難しく、膝を曲げて、目の位置より下の所を張る作業は、にわか左官屋にとっては大変な仕事でした。立ったり、逆さになって見たり、離れて眺めたりと苦戦を強いられ大変な思いをしました。道糸を張れば良いと思いやってみましたが思うようではなく途中で止めてしまいました。見掛けはともかく、何とかタイルを張り、目地詰めまで終えることが出来ました。

タイルの一部欠けているところは、建物が古くなって欠けたと思わせる「意匠」でとわざとそうしています。あまりきちんと整ったものは、私の感性に合いません。しかし、凸凹平ら、曲り真っ直ぐを志向する私でもタイルの目地ヲ縦横合わせるのと、幅を揃えることは難しく1cm以下もあれば以上もある状態は洒落にはなりません。

まあ・・・自分でやったところに意義があると納得しています。

床タイル張り完了

廃棄物だったり、半端物だったタイルを組み合わせ、なんとか床を完成させました。

始めに、持ち合わせのタイルの枚数を夫々確認することからでした。そして、箇所に応じてタイルの種類を決め、仮置きしてみた。12種類のタイルをある枚数だけ使い、モザイク模様を違和感なくデザインしてゆくのですから、並べるだけでも大変でした。

また、モルタルで張り付けるのも、端から順番と言うわけには行きません。同じタイルと組み合わせごとにぐるりと張り付けていきます。更に、100ミリ角のタイルは9枚セットの物をデザインの関係上3枚づつに切り離し使用すると言う、手のこんだ作業となりました。

お金をかければ簡単なことを、出来るだけかけないようにする為には、自分の労力と時間がかかるものです。しかし、それだけ出来上がった時には感動と喜びが沸き上がります。

何時も、自分が物づくりをしていてこの感動を味わうため、あえてガラクタを使い苦労をしながら完成させているのかもしれません。

タイル屋さんの後は、ペンキ屋さんになりブロック内壁を塗装しました。シーラーでブロック表面をコーティング、乾きを待ってベィジュの浴室用水性塗料をローラーで2回塗りして仕上げました。これで1週間要しています、商売だとぜんぜん割があわないですよね!。

残るはブロックの外壁のタイル張りです。そして、次は石屋さんになり、コンサバトリー周囲に石を敷き詰める作業になります。これで全作業完了となりますが、中の使用はもうできますので植物とテーブルは運び込もうと思っています。もう一息です。

15年来の夢完成間近かな?

ガーデニングを志す者なら、誰でも?憧れるであろうコンサバトリー。

家と庭をつなぐひとつの空間として、エドワーディアンスタイルのクラシカルタイプをデザインしてみました。皆さんの記憶にもあると思いますが「風の電話」が強風で倒壊した時、駆けつけて修理してくれた港さんにデザインを見せてご相談したところ、「出来るよ」と言うことでしたのでお願いすることにしました。只、予算が余りないので自分が出来るところは自分でやることし、港さんには大工仕事だけを受け持ってもらうことにしました。

ですからペンキ塗りとかタイル張り(床、外壁)は自分の仕事になります。屋根、窓のアクリル板はインターネットで取り寄せました。骨組みは全部木製で、港さんの手でひとつひとつ丁寧に作られています。それに船舶用のホワイトペンキを3回重ね塗りしています。大工さん部分はほぼ終っていますので、いよいよ左官屋としての私の腕の見せどころとなりました。

植物達にとっても季節が変わり寒くなつて来る頃を思い、待ちどうしく見ているのだろうと思います。ブログでお馴染みの皆さんも寒さに関係なくどうぞいらして下さい、特に左官の心得のある方大歓迎します!

暁の決戦

8月6日、チェロコンサートがあった午前中のことです。2組の親子10人がベルガーディアの庭で遊んでいて3人がスズメバチの被害にあいました。お客さんに初めての被害者です。

近くに蜂の巣があるのではと思い、町役場から蜂の巣退治の防護服を借りてきました。ネットで調べると、退治すのには明け方が良いとあつたので翌朝4時半に起き、防護服に身を包みました。本当に大丈夫か不安はあつたがやるしかないと意を決して庭に出てあたりを探しまわると、高さ1メートル位のドウダンツツジの刈り込んだ枝の中に葉に隠れるように直径25センチほどの巣がありました。通路のすぐ脇ですがよほど注意して見なければわかりません。

「鳥も鳴かずば撃たれまい」、じゃないですが「ハチも刺さずば討たれまい」とまずハチマグナムジェットで攻撃開始、敵はおっとり刀(いや針)で応戦してきます。敵の本丸(巣)を潰そうと思ったがより以上の援軍が出てきてはこちらも危ういと考え直し、鋸で枝ごと切り取ることにした。鋸を使っている間にも敵はどんどん出てきます。手といい、覆面の部分といいどんどん襲ってきます。左手袋に止まつた2匹はいくらてを振っても払ってもとれません。

切り取った枝ごとビニール袋に入れガムテープで口を塞ぎ、フーッと息を吐きながら手袋を見ると未だ2匹のハチが止まっています。よく見る口で手袋に噛み付いた顎が引っかかっているようでした、右手で引き剥がし地面に叩き付けました。それにしても恐るべしスズメバチ。更にそれの上を行く防護服かくて暁の決戦は30分足らずで決着がつきました。

敵の本丸を落とし一段落したつもりでしたがそれからが又大変、城を失ったハチは一日中あたりを飛び回り人の姿を見るとブーンブーンと脅しをかけてきます。庭で温室工事をしていた大工さんは仕事が半分も進まなかったとぼやいていました。

風の電話の蜂の巣については、三角屋根の何処かにあるようですがこちらは屋根を壊すわけにもいかずめくら滅法ハチマグナムジェット噴射するのですが退治された様子は今のところありません。未だ立ち入り禁止です。

チェロとピアノのコンサート

8月6日、昨日の三陸花ホテルロビーに続きベルガーディア鯨山森の図書館でコンサートが開かれた。

仙台フィルハーモニー管弦楽団に副主席チェロ奏者として在籍している、吉岡知広さんの「是非に」との思いで実現しました。彼が言うには、「音楽とは本来こういう所で少人数でやられたものだ」ということでした。
音の響きは非常に良く、聴衆も9人、建物も彼が学んだヨーロッパが想い出されるという雰囲気に、エルガーの愛の挨拶 Op.12からチェロの豊かな音色が響いた。

今までチェロ奏者は田中さん、土田さん、吉岡さんと3人の方が演奏しているが夫々素晴しい至福の時間を堪能させて頂いています。これも皆槌音プロジェクトの臺さんのおかげです。感謝いたします。