8月6日、チェロコンサートがあった午前中のことです。2組の親子10人がベルガーディアの庭で遊んでいて3人がスズメバチの被害にあいました。お客さんに初めての被害者です。
近くに蜂の巣があるのではと思い、町役場から蜂の巣退治の防護服を借りてきました。ネットで調べると、退治すのには明け方が良いとあつたので翌朝4時半に起き、防護服に身を包みました。本当に大丈夫か不安はあつたがやるしかないと意を決して庭に出てあたりを探しまわると、高さ1メートル位のドウダンツツジの刈り込んだ枝の中に葉に隠れるように直径25センチほどの巣がありました。通路のすぐ脇ですがよほど注意して見なければわかりません。
「鳥も鳴かずば撃たれまい」、じゃないですが「ハチも刺さずば討たれまい」とまずハチマグナムジェットで攻撃開始、敵はおっとり刀(いや針)で応戦してきます。敵の本丸(巣)を潰そうと思ったがより以上の援軍が出てきてはこちらも危ういと考え直し、鋸で枝ごと切り取ることにした。鋸を使っている間にも敵はどんどん出てきます。手といい、覆面の部分といいどんどん襲ってきます。左手袋に止まつた2匹はいくらてを振っても払ってもとれません。
切り取った枝ごとビニール袋に入れガムテープで口を塞ぎ、フーッと息を吐きながら手袋を見ると未だ2匹のハチが止まっています。よく見る口で手袋に噛み付いた顎が引っかかっているようでした、右手で引き剥がし地面に叩き付けました。それにしても恐るべしスズメバチ。更にそれの上を行く防護服かくて暁の決戦は30分足らずで決着がつきました。
敵の本丸を落とし一段落したつもりでしたがそれからが又大変、城を失ったハチは一日中あたりを飛び回り人の姿を見るとブーンブーンと脅しをかけてきます。庭で温室工事をしていた大工さんは仕事が半分も進まなかったとぼやいていました。
風の電話の蜂の巣については、三角屋根の何処かにあるようですがこちらは屋根を壊すわけにもいかずめくら滅法ハチマグナムジェット噴射するのですが退治された様子は今のところありません。未だ立ち入り禁止です。