癒しの底流には祈りがある

今日も台湾から7人、香港から1人が「風の電話」を訪れている。今年に入り欧米や東アジヤの国々の訪問が目立つようである。もっとも、今、世界中に50か所を超す「風の電話」が作られている状況にあり、ロシアのウクライナ侵攻、トルコ、シリアの地震など世の中不穏な現状があり、悲しみを抱える人々が増えている。

それら、人々の悲しみを癒すには人の持つ五感(見る、聞く、触る、味わう、嗅ぐ)に”感じる”という感覚が加わって初めて癒されるという気持ちになる。この何かを感じる感情が大事であり、皆が持っている気持ちの動きであるがそれは、表に出し表現することは難しく、祈りに通じるものがある。

「風の電話」には、「何も聞こえないが相手に伝わっているようだ」「何も見えないが相手を感じる」と、”感じる”ことができるという大きな特徴がある。

「風の電話」を訪れる方は亡くなった大切な方に祈りを捧げることで癒されていると言えると考えている。