絵本「かぜのでんわ」原画展開催中の5月3日、絵本の読み聞かせとアイリッシュハープのコンサートイベントがベルガーディア鯨山で行われました。
当日は、100人を超える人が集まり、大槌「この指とまれ」の子供達によるリレー方式による読み聞かせや、大槌町出身(現在盛岡在住)菅原昌子さん(89歳)の読み聞かせ、またこれらとコラボするかたちで元宝塚の奈加靖子さんのアイリッシュハープの演奏と歌がガーデンに響き渡りました。
心配されたお天気も杞憂に過ぎず、ベルガーディア鯨山の一番美しい時期に、このように皆さんと一緒に感動を共有できた事に感謝申し上げます。
昨年の宮沢賢治童話展でのチェロと朗読もそうでしたが今、被災地で最も必要な事は綺麗な花を育てたり、可愛い小動物を飼ったり、美しい音楽を聴いたり、絵を見たり本物に触れるという事が大切だと考えています。そういうことが、目には見えなくても、耳には聞こえなくても見え、聞こえる感性を育み、本当に大切なこと、本当に大事なこと、ものごとの本質が解る考えを育てるのだと思います。
先日、京都市の女性からお手紙をいただきました。手紙の中に「想像力は、困った時に強くなれる力、だと思っているのです、想像力は、命の危機を保護し、逆境に耐える力になると考えているのです」との文面がありました。
正にその通りだと思います。それらの想像力、感性が被災地の復興には絶対必要なことであると考えます。
今後も、ベルガーディア鯨山の活動を通じてより多くの皆様と共有していこうと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。
尚、イベント当日は、多くの皆様より募金にご協力いただき感謝申し上げます。
ありがとうございました。