ガーデン・コンサートに感動を共有する

絵本「かぜのでんわ」原画展開催中の5月3日、絵本の読み聞かせとアイリッシュハープのコンサートイベントがベルガーディア鯨山で行われました。

当日は、100人を超える人が集まり、大槌「この指とまれ」の子供達によるリレー方式による読み聞かせや、大槌町出身(現在盛岡在住)菅原昌子さん(89歳)の読み聞かせ、またこれらとコラボするかたちで元宝塚の奈加靖子さんのアイリッシュハープの演奏と歌がガーデンに響き渡りました。

心配されたお天気も杞憂に過ぎず、ベルガーディア鯨山の一番美しい時期に、このように皆さんと一緒に感動を共有できた事に感謝申し上げます。

昨年の宮沢賢治童話展でのチェロと朗読もそうでしたが今、被災地で最も必要な事は綺麗な花を育てたり、可愛い小動物を飼ったり、美しい音楽を聴いたり、絵を見たり本物に触れるという事が大切だと考えています。そういうことが、目には見えなくても、耳には聞こえなくても見え、聞こえる感性を育み、本当に大切なこと、本当に大事なこと、ものごとの本質が解る考えを育てるのだと思います。

先日、京都市の女性からお手紙をいただきました。手紙の中に「想像力は、困った時に強くなれる力、だと思っているのです、想像力は、命の危機を保護し、逆境に耐える力になると考えているのです」との文面がありました。

正にその通りだと思います。それらの想像力、感性が被災地の復興には絶対必要なことであると考えます。

今後も、ベルガーディア鯨山の活動を通じてより多くの皆様と共有していこうと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。

尚、イベント当日は、多くの皆様より募金にご協力いただき感謝申し上げます。

ありがとうございました。

「絵本『かぜのでんわ』原画展」開催中

4月20日から始まった、絵本「かぜのでんわ」の原画展が1週間を過ぎました。

連休前としてはまずまずの105人が見えられています。なかには原画展のことを知らずに来た方もおられ驚いたり、喜んだりと原画の素晴しさに食い入るように見入っていました。

5月3日には、「かぜのでんわ」の読み聞かせとアイリッシュハープのコンサートのイベントがあり、絵本の読み手が決まりました。今回は、大槌「この指とまれ」の子供たちのリレー読み聞かせと、大槌町の知性で、現在盛岡在住の菅原昌子さんの二組です。菅原さんは、東日本大震災3周年の3.11盛岡追悼式典で被災者代表挨拶をした方です。子供たちと大先輩のコラボは、大槌町の未来と希望を実感させる人選としておりま奈加靖子さんのアイリッシュハープの演奏と相まって、一層素晴しい感動を味わうことが出来ると思います。

また、ベルガーディア鯨山の自然環境の舞台装置が文字どうり花を添えること請け合いです。お早目のご予約をお待ちしています。

開催期間: 2014年4月20日(日)〜5月18日(日)
開館時間: 10:00〜16:00(月曜休館)
入場料: 無料
イベント: アイリッシュハーブのしらべと絵本の読み聞かせ
5月3日(土)13:00〜
場  所: ベルガーディア鯨山 森の図書館
問い合わせ: 0193-44-2544(佐々木)

ベルガーディア鯨山活動募金のお願い

ベルガーディア鯨山では活動支援金を募集しています。郵便局の口座を開設しました。活動を理解しご賛同いただく方は下記まで募金をよろしくお願いいたします。

銀行口座:ゆうちょ銀行
店  番:838
口座番号:1938776 (普通預金)
名  義:ベルガーディア鯨山 佐々木 格 (ササキ イタル)

宮澤賢治 被災地大槌に立つ

東日本大震災により大槌町も多くの生命、財産が失われた。そんな状況のなか、賢治の「雨ニモ負ケズ」に共感する人達が増えている。

被災地大槌に賢治が立ったなら、それらの人達に向かい「雨ニモ負ケズ」を説いただろうか?そんな想いが宮澤賢治童話展を企画しました。

また、賢治と大槌の係わりが賢治の見果てぬ夢「大槌のバラ輝石」を見つけさせ、今回の展示に漕ぎ着けることが出来ました。

5月3日は東京都交響楽団首席チェロ奏者 田中 雅弘氏を招いてのチェロコンサートと花巻市 宮沢賢治記念館 副館長 牛崎 敏哉氏の朗読、賢治についての懇談会を行います。

会  期: 4月15日~5月6日
イベント: 5月3日 14:00〜15:00、懇親会 15:00〜
会  場: ベルガーディア鯨山 「森の図書館」
参加費 : 入場無料、お茶代のみ実費
申込先 : ベルガーディア鯨山 0193-44-2544

 

絵本「かぜのでんわ」原画展開催のお知らせ

いよいよ近づいてきましたね!。

絵本「かぜのでんわ」が、2月中旬に出版になり、みなさまのお手元に届いていることと思います。その「かぜのでんわ」の原画展が下記日程で開催されます。

いもとようこさんの原画展は、非常にめずらしく都市部でも見る機会がなかなかないといわれています。今回、いもとさんのご好意で大槌町ベルガーディア鯨山「森の図書館」で開催することが出来ることになりました。いもとさんは「原画は絵本とは一味も二味も違いますよ」と話しています。是非、皆様には足を運んでいただき絵本のもととなった「風の電話」そして、絵本の原画を堪能していただきたいと思います。

尚、5月3日のアイリッシュハープコンサートと絵本「かぜのでんわ」読み聞かせのイベントを行います。アイリッシュハープ奏者は元宝塚の奈加靖子さんです。これまでも、度々被災地に入り演奏活動を続けられています。

また、奈加靖子さんと共演となる、絵本「かぜのでんわ」の読み聞かせをする方を広く募集いたします。ただし、ボランティア参加できる方に限ります。希望者は4月19日までに佐々木までご連絡ください。


開催期間: 2014年4月20日(日)〜5月18日(日)
開館時間: 10:00〜16:00(月曜休館)
入場料: 無料
イベント: アイリッシュハーブのしらべと絵本の読み聞かせ
5月3日(土)13:00〜
場  所: ベルガーディア鯨山 森の図書館
問い合わせ: 0193-44-2544(佐々木)

年度最後の里親の会

3月20日、今年度最後の大槌里親の会が「森の図書館」で行われました。

当日は、朝から雨が降り午後には雪に変わるという最悪のコンディションの中、15名の参加予定のうち11名に集まっていただき、午前10時から午後1時までの3時間、子供たちの勉強と里親、児童相談所担当者、大槌町担当者に我々も入り懇談がもたれています。

震災後3年が経ち、社会人、あるいわ大学生と巣立つてOBとなられた方もあり現在、里親の会も2家族となりました。児童相談所、大槌町の担当者も変わることからベルガーディア鯨山での「大槌町里親の会」活動も一旦終了とさせていただき、先のブログでも述べておりますように「震災行方不明者家族」の心の復興を目指した活動に切り替えていきたいと考えています。

なお、今回の里親の会は慶応義塾大学医学部講師であり、臨床心理士の矢永由里子さんの支援により開催されました。

我々といっしよに活動に参加し協力される方、また、資金的に応援される方を募集いたします。

銀行名 : 岩手銀行 大槌支店
店  番: 039
口座番号: 普通 2050680
口座名義: 佐々木 格(ササキ イタル)
お問い合わせ: ベルガーディア鯨山 佐々木 格(電話 0193-44-254)