今年最初の活動


今年最初の活動がスタートしました。「大槌里親の会」は3.11大震災で震災遺児となった子どもたちの里親の会で、里親達の悩みを話し合い、遺児達の成長を喜び合い、里親同士の繋がりを強くする会です。

ベルガーディアでの集まりは年数回実施していますが今年は、1月9日計画どおり実施することが出来ました。

今回、里親の会でのピザづくりワーショップは、昨年アメリカ9.11の遺族会が大槌の震災遺族と交流した際、グループの一人RajさんのアメリカのRai財団による寄付金により賄われております。

午前10時に子供達7人、里親3人、大槌町福祉課2人、宮古児童相談所2人、盛岡心のケアセンター1人、臨床心理士1人に我々ベルガーディア2人が加わり総勢18人で活動開始。

まず11時までは冬休み宿題の勉強。次にお待ちかねピザづくり、こどもたち1人ひとりにピザ生地を渡し、バジルペースト、トマトソースを塗り、ソーセージ、ベーコン、野菜類をトッピングした上にチーズをたっぷりのせ石釜にて3分、「トローリこんがりピザ」の出来上がり。

お腹一杯になった子供達は外であそび、大人達は里親達の話しに耳を方向けた。
こうして13時30分までの3時間30分、途中女の子が足を滑らし池に落ちズボンを濡らすというアクシデントはあったものの、活動は全員が楽しく又、明日への元気をもらって終了することが出来ました。関係者の皆さんご苦労様でした、そしてありがとうございました。

松家圭輔展おわる

11月15日から12月6日まで開催していた松家圭輔展が終了いたしました。

期間中、各地、各方面から200名を超える人達に見ていただくことが出来ました、皆さん一様に透明感のある色彩の絵に感動しそれを共有することが出来ました。

今後、作品が増え次第ですが年1~2回展覧会を予定しています。松家君が絵で自立できるように応援できれば非常に嬉しいことだと思います。また、私自身も70才を目の前にして、体力的に力仕事は無理が効かなくなっていますので又、絵描きの世界に戻ろうかと考えております。

何時の日か松家君と二人展をベルガーディア鯨山「森の図書館」ギャラリーで開催できればこの上ない喜びだと思っています。

この度は、遠いところ駆けつけてくれた皆さんに心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。

尚、12月8日からは「森の図書館」にて世界のクリスマス絵本展が開催されます。いろいろな国のクリスマスの様子を絵本で楽しむことが出来ます。どうぞご家族で見に来てね!

 

森の図書館コンサート

11月25日、ベルガーディア鯨山「森の図書館」に於いて、チェロとピアノのミニコンサートが開かれた。

チェロ奏者は、北海道在住の土田英順氏、被災して主を失ったチェロを修理し、各地で200回以上コンサートを開催している。ピアノの鳥居はゆきさんは土田さんと共に演奏活動を続けている無くてはならない相棒だ。

エルガーの愛の挨拶に始まり、クラッシックの名曲の数々から子どもたちの大好きなアニメソングまで、時節がら雪の降る町をや日本の歌曲等90分にわたり演奏された。

当日は、大槌「里親の会」や「この指とまれ」の子どもたちが招かれ、大槌出身の歌手佐藤ひろみさんや、女優であり脚本家・詩人の近衛はなさん等といつしょに楽しんだ。

 

松家圭輔展 開催

松家圭輔さんは、幼い頃に交通事故に遭い、知的障害と左半身に障害が残った。3年前から右手だけを使い、絵を描くようになり、明るい透明感あふれる色彩で海や、大好きな三陸鉄道、彼の仕事場のパン・カフェ等、最近では裂き織りをモチーフにした作品を制作している。

ベルガーディア鯨山「森の図書館&ギャラリー」では、昨年の小林覚さんにつづき二人目のアールブリュット作品展です。正規の美術教育をうけず、発表や評価を望まない、純粋な表現。私やあなたの感性に必ず何かを訴えかけてくるでしょう?。

会期: 11月15日(金)~12月6日(金)
時間: 10:00~16:00(月曜定休日)
場所: ベルガーディア鯨山「森の図書館&ギャラリー」
費用: 入場無料
主催: ベルガーディア鯨山
共催: NPO法人 ハックの家
後援: 大槌町・大槌町教育委員会

 

200人が集う


第1回マイクロ・ライブラリサミットが24日、大阪市浪速区の「まちライブラリー@「大阪府立大学」で開かれた。これらの「小さなライブラリー」は、さまざまな形式で企画、運営されており地域のコミュニティーや利用者にとりかけがいのない文化的拠点になりつつある。

今回、これらの「小さなライブラリー」やその活動を支える方々が、お互いの体験や夢を語り合った。

午前10時00時~午後8時30分まで15件のプレゼンテーションがありその後、交流パーティで夜遅くまで盛り上がった。

私のプレゼン要旨は、次のような内容です。東日本大震災により安心、安全と思っていた家が流され、家族が亡くなった。子供達は意識するしないに関らず心に大きな衝撃を受けました。

「人は、過ごした環境で人格が形成されると言います。」

自然環境が豊かなところで本を読み遊ぶなかで、感性を育み培う。そのことで目に見えないものが見えるようになり、耳に聞こえないものも聞こえるようになる。そして「何が大事で」「何が大切」なことなのか?。「物事の本質とは何なのか」考えられるようになる。10年か20年先この東北の被災地の中から日本の将来をリードする人材が生まれるのではないだろうか?。というものです。

皆さんはどう考えますか。