冬ごもり準備

霜が降りる前にと白菜,キャベツ、大根の収穫をしました。冬の寒さのせいもありますが、もう一つの大敵 鹿が防護ネットを押し、これらの野菜を畑の端の方から食べ始めたからなのです。我が家の冬季間の備蓄食料を食べられてはかなわんと収穫したわけです、

ガーデン内の畑は春のジャガイモ、キャベツ、大根、ネギに始まり夏野菜のキュウリ、トマト、ナス、ピーマン、レタス、夕顔、カボチャ、スイカ、枝豆、きぬさや、いんげん、バジル、シソ、春菊等々それにベリー類を入れると年間40種類ぐらい生産していることになります。従って、我が家の食糧自給率は20~25%ぐらいになります。そのため冬はジャガイモ料理やダイコン、ハクサイ料理が多くなります。それに今年からはキッキの森で取れたクルミの実を毎日、毎食後食べるようにしています。そして、最近はクルミをリスのようにきれいに簡単に割れる冶具を考案中です。このクルミを暖炉の前で火にあたりながらほじくり食べる。ここ白石遺跡で4500年前縄文人が暮らしていた生活に少し近づいているかなと思っています。

何のことはない、ベルガ―ディア鯨山で「地図にない田舎づくり」をしていますが、生活そのものが私の考える田舎暮らしになってきているのです。(誤解のないように、今の田舎は非常に文化的な生活をしていることをお断りしておきます)薪を暖炉で焚き、裸火を見ながら身も心も暖まるこの生活が後何年出来るだろうか。縄文人も見たであろう日の出を後どれぐらい眺められるのだろうか。目の前には高速道路が通り、後ろには防集団地ができ、地下水が枯渇し新たに24メートルもボーリングしなければ地下水が飲めない現実。自然環境も大分変ってきた。そんな中、ベルガ―ディア鯨山の「地図にない田舎」はこの冬も自分流の豊さを十分に楽しんでいこうと思っています。