50匹程いた金魚が1匹、また1匹と減っていった。
池の排水口から逃げているのかと思い網を取り付けても見た。それでもその数は減る一方だった。今では半分以下になってしまった。
或る時妻が「金魚が空を飛んでいるよ」と言うので上を見上げるとミサゴ(海辺に生息するタカ)が両足でガッチリと20cmもあるデブッチョ金魚を捕まえて大空を飛んでいるではないか。話しには聞いていたが、現実に目撃するとそれは驚きだった。又青空に紅い金魚は妻が言うように空を泳いでいるようだった。他の金魚たちも同じように連れていかれたのだろう。どうりで今の金魚たちの親の姿が見えないと思っていた。大きいのから狙って連れて行くのだ。
大震災の翌年に孵化した金魚たちだがその後は孵化していないとみえて小さいのは見当たらない。
早速ネットを張ろうと考えたが、カルガモのトップとスージーが引っかかってはと思い1/3だけに張ることにした。今のところネットに引っかかったことはない。
小動物が庭に遊ぶ様子は楽しく、気持ちが穏やかになれるが全てのものに当てはまる維持管理して継続させることに大変な苦労を味わう。