「風の電話」で鎮魂のジャズ演奏

 

昨日10月20日に大槌町「おしゃっち」で日系米国人ジャズミュージシャン AKIRA TANA&OTONOWAの東北・熊本応援コンサートがあった。終了後サプライズがあり、ベルガ―ディア鯨山の「風の電話」前で演奏をしたいということになった。夕方になり寒さが気になったが、米国からのメンバー10数名と、東京からのサポーター10名ほどが鯨山にやってきて、早速楽器のセッティング。ジャズ演奏が始まった。メンバーの童謡、民謡、歌謡曲などの日本のメロディーを骨太なアレンジのアメリカン・ジャズで演奏する独特のサウンドは日米で絶賛されている。

屋内と違い、響きはないものの音が鯨山の森に吸収され、自然に溶け込まれていくようだった。まさしく「風の電話」を訪れた方々、その電話の相手、亡くなられた人たちに届くかのように・・・・。

散歩途中の人も、犬も立ちより静かに聞き入っていた。そして、遠くでは鹿やキツネも鳴いていた。