野外トーク&ライブで感動を共有する

昨日、9月27日ベルガーディア鯨山においてCD「風の電話」の制作記念トーク&ライブが行われました。

野外のため台風16号の影響が心配されましたが当日は、晴天の秋日和で暖かな午後の日差しを背に浴び、80数名の参加者の皆さん方が「風の電話」が出来るまでの経緯を、それぞれの立場(作詞・作曲・歌・写真)から紹介される話に聞き入っていました。

一部のトークが終わり、二部のライブに入ると雰囲気はガラリと変わり、さちさんの歌声や大久保さんの奏でる尺八、篠笛がガーデンに響き渡り、身体が木々の葉や青空に吸い込まれとけて自然と一体になったように感じました。

最後には、参加者全員で「風の電話」を歌い、感動を共有しライブを終了いたしました。

蛇足になりますが、歌「風の電話」の歌詞の一番は、ごく一般的な日常生活を風の電話があったなら、あなたは誰と話をするのでしょうか?」と歌っています。

二番は、普段どうりの日常生活送っているところに突然不幸が襲い掛かり、最愛の人を失ってしまう・・という、残された遺族の悲しくて苦しい想いを表現しています。

三番は、お亡くなりになった方の想い、「残念で悔しい。しかし、その遺族には現実を受け入れて欲しい。自分はいなくなったけれど、何時もあなたのそばにいます。何時も見守っています。」というメッセージを歌っています。

これらの”こと”を想い、あなたも是非「風の電話」を口ずさんでみてください。

「風の電話」CD制作記念トーク&ライブ開催のご案内

さて、この度、CD「風の電話」がようやく完成致しました。つきましては、制作記念トーク&ライブを下記の要領で開催いたしますので、ご案内申し上げます。

東日本大震災から、9月11日で3年半が過ぎました。被災地の復興、被災者の心の復興にはまだまだ時間がかかります。被災者の最大の危機は忘れ去られることにあるといわれています。被災地では、忘れ去られるべきでない多くの被災者の生活があることを忘れずにおきたい、忘れて欲しくない・・。そんな想いを歌に込めました。

また、被災者にとっては「風の電話」と同様に言葉を口にする、そして歌を口ずさむことにより、心の負担を軽くし一日も早く日常生活を取り戻す願いを込め、被災地に暮らす3人(作詞:佐々木格、作曲:大久保正人、歌:さち)が協同して、「風の電話」CD化に漕ぎ着ける事が出来ました。更に、「風の電話」取材で現地入りしていた写真家の藤原新也さんからCDジャケット用の写真提供の申し出があり、充分な時間と検討を重ね、CD「風の電話」を完成することが出来ました。

皆様には、歌でも「風の電話」を感じていただければ幸いです。尚、当日はCD「風の電話」(2,000円/枚)の販売を致します。

日時: 9月27日(土)13:00〜15:00
場 所: ベルガーディア鯨山
雨天時は「三陸花ホテル はまぎく」ロビーに変更
内 容: 「風の電話」CD制作記念トーク&ライブ
出演: 佐々木 格、大久保正人、さち、藤原新也
定員 先着50名(要申込)
入場料 無料
申込締切: 9月25日
問い合わせ: 佐々木 格(0193-44-2544
大久保正人(090-4317-5546

 

8月の活動内容について

去る8月2日、東日本大震災で親を亡くした子供達の釜石、大槌地域の合同バーベキュー親睦会がベルガーディア鯨山、木ッ木の森で行われました。

当日は、時おり夕立まがいの雨が降ったり、がんがん太陽が照りつけるという面白い天候の中、30名の参加者は、宝探しやスイカ割り等で盛り上がりました。尚、当日の費用は日本在住韓国人の朴さん支援で実施されました。

8月22日には、宮古、釜石のハートフルセンターの障がい者の皆さんが「心と体」を元気にする会をベルガーディア鯨山でおこないました。

宮古センターの皆さんは今年で3回目ですが、釜石の皆さんは初めての参加であり受け入れ挨拶の後、20分ほどお互いを紹介しあうカード交換があり昼食にはいりました。その後は各自自由時間で絵を描いたり、木ッ木の森で遊んだり、お話をしたりと15時までの3時間と少しの時間を心身を開放してすごしました。

バーベキュー親睦会やるよー!

日本大震災で親を亡くした子供たちがいます。

6月の末、釜石の子供たちを震災直後から支援してきた、「釜石震災孤児支援会」の澤部 伊知子代表(東京在住)から連絡をいただきました。

一方、大槌町福祉課「震災孤児の里親の会」と協働し、宮古児童相談所と共に活動してきたベルガーディア鯨山。

両地域の子供達をバーベキュー及びゲームを通じて交流させ、親睦を図ろうということになり企画しました。夏休み中であり、クラブ活動、大会等各行事が詰まっている中、時間のやりくりをしていただき20名程の子供の参加が予定されています。

当日は、資金支援していただく韓国の方がたも駆けつけることになっており、総勢30人を超える大バーベキュー大会になりそうです。

震災孤児・遺児のお子さんで参加を希望する方は、早めに下記にご連絡下さい。ゲーム等の商品もあります。

日 時: 8月2日(土)11:00~16:00
場 所: ベルガーディア鯨山 木ッ木の森
参加料: 無料
連絡先: ベルガーディア鯨山 佐々木(0193-44-2544)

「子を亡くした親の会」立ち上げのお知らせ

今年度の計画であった「子を亡くした親の会」を立ち上げます。

今までの活動を振り返って、未だ喪失感、苦しみ、悲しみ、悔しさを抱え震災当時から時間の変化を実感できないでいる人たちがいます。

風の電話で胸の内を吐露することで、心の負担を軽くする。重荷の半分は、風の電話に置いていく。

しかし、十分ではなく今度は、歌を口ずさんでいただければと思っています。風の電話も歌も口を開いてことばを発することにつながり、日常的に人とかかわりを持つ第一歩になると考えます。

次に、同じような境遇、立場に置かれている人たちが集まり、お互いの気持ちを語り合い、慰めあい、お互いの心情を分かり合い希望を見つけることが出来ればと考えます。風の電話にいらして御賛同を得られるなら「子を亡くした親の会」を立ち上げ寄り添っていければと思っています。

なお、「こころの架け橋」さんのご協力を得て会の運営を行うことになります。

風の電話に置いてある呼びかけのパンフレットは、こちらからご覧になって下さい。(PDFファイルが開きます)