宮沢賢治展「イーハトーヴォ海岸と薔薇輝石」

本日(13日)より大槌町中央公民館ロビーにて宮沢賢治展「イーハトーヴォ海岸と薔薇輝石」を開催しています。

1年前からの企画でしたが、この間に賢治記念館の館長が替わったり、展示場リニューアルの為、記念館での現展示期間が9月29日までの期間が11月30日まで延長になったりと紆余曲折がありましたが何とか開催にこぎつけました。ひとえに大槌町教育委員会のご尽力のお陰だと思っています。

今後の計画といたしましては、年明け後、「大槌町宮沢賢治研究会」(仮称)の立上げ、賢治を学ぶ連続講座等を考えております。また、大槌町ゆかりの詩碑「暁への嫉妬」「旅程幻想」建立のための募金活動をはじめたいと考えております。詳細は後日明らかに致します。

その際は皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

世界のクリスマス絵本&写真展

ベルガーディア鯨山「森の図書館ギャラリー」では、下記要領で世界のクリスマス絵本展を開催します。絵本展は、昨年以上に絵本を充実させ、更に電飾やライトアップされたクリスマス写真も併せて展示します。どうぞご高覧ください。

ベルガーディア鯨山では、南ロータリークラブ有志の皆さんの協力のもと、今後も写真のテーマを設定し、シリーズで地域と全国を比較対象してみる写真展を企画しています。

開催日 : 2014年12月10日~12月25日(毎週月曜日定休)
時  間: 午前10:00~16:00
会  場: ベルガーディア鯨山「森の図書館ギャラリー」
入場料 : 無料
主  催: ベルガーディア鯨山
協  賛: 神奈川県南ロータリークラブ有志
後  援: 大槌町教育委員会
問い合わせ: 0193-44-2544

ツリークライミングで空中散歩

日中の気温が0℃まで下がり、時おり小雪が舞う中、6名の参加者がツリークライミングを楽しみました。

まず、森の木々達に一緒に楽しませて頂きますと挨拶をして森に入り、適当な木の枝を見つけ、皮袋に鉛の粒の入った錘を投げて紐を引っ掛けます。

次に枝を傷めないようにビニールの蛇腹管にロープを通して、引っ掛けた紐にくくり付け木の枝まで引き上げ、ロープをなんだか難しい結び方でループ状に結びます。

後は、自分の体にサドルを取り付けサドルとロープを帷子で結び、ロープの片側にフットロープを結びそれに足を入れ全体重をかけます。その時難しいロープの結び目が緩みそれを手で押し上げしながら上へ上へと上がっていくのです。片側のフットロープから足を外し全体重をもう一方のロープにかかっている時にはロープは絶対緩みません、身体は空中に宙吊りの状態です。

普段、ツリーハウスの上(2メートル)の高さから景色を眺めていますが、今日は、5メートルの高さ(ツリーハウスの屋根より上)から森を眺めることが出来ました。

恐怖感は無かったです。木の上の枝が身近になり「やあ!お前、元気だったか」という懐かしい感じでした。

次回は、気候が暖かくなった頃にやりましょうと約束して、こばきよ先生と娘さんのゆかさんとお別れしました。

重さ8.5トンの石運搬する

被災地復興にはいろいろな視点があると思いますが、文化、芸術の香りのしない処に真の復興はありえないと考えています。

昨年4月から5月にかけ、宮沢賢治童話展を開催した折、知見したことに、1919年賢治が「大槌産の薔薇輝石を使って、宝飾品を作る仕事をしたい」と、父親政治郎に手紙を送っていることがあります。かつて、マンガン鉱石を採掘した大槌鉱山、浪板鉱山に探索に行き、賢治が捜し求めたであろう薔薇輝石を見つけて展示しました。

以来、薔薇輝石の研磨した商品化。また薔薇輝石を詠んだ「暁穹への嫉妬」の詩碑を大槌の地に建立したいと考えてきました。

詩碑の適地として、「曙」の空を望める浪板海岸を決め、三陸国立公園を管理する、環境省東北地方環境事務所自然保護官を訪ね、許可申請書提出の手続きの確認。花巻市賢治記念館と「イーハトーブと三陸海岸」の展示資料の借受交渉を行ってきました。

一方で石碑用の石探しをしていましたところ、O氏のご好意で選定することが出来ました。昨日(11月6日)、この石(2,500×1,800㎜)、重量8.5tを文字を刻む石材店まで、クレーン、トレーラを使い運搬することが出来ました。これらの作業はH氏のご好意で実施できています。多くの皆様の協力でここまできています。

今後の予定としては、12月中旬に宮沢賢治が、1925年1月5日に夜行列車で雪の花巻を出発し、翌6日早朝、八戸駅に着いてから三陸海岸を宮古、大槌、釜石と歩き、9日に花巻に戻った旅程を詩とパネル写真で紹介する「イーハトーブと三陸海岸」の企画展を開催。

同時に「大槌宮沢賢治研究会(仮称)」なるものを立ち上げ、大槌と賢治の関わりを、地元に定着させたいと考えています。

また、詩碑建立の募金活動をはじめ、多くの皆様の協力で詩碑建立を実現させ、近い将来、花巻を中心に遠野、釜石、大槌、西は秋田までの「文学メルヘン街道構想」に繋げ、大槌町の交流人口増大、観光振興に寄与できるものと考えます。どうぞ皆様のご意見をお待ちしています。

長野県松川村立松川小学校 6年3組 大沢先生

10月12日朝8時、連休を利用して松川小学校6年3組の生徒21名とその家族総勢30名を大沢先生が引率し「風の電話」にやってきました。

お話を聞けば、授業で絵本「かぜのでんわ」を読み聞かせをした後、感想文を書いたとのことです。感想には、お話に感動したこと、実際にモデルがあることを知り行って見たいと生徒達が思ったこと。先生が生徒たちの気持ちを大事にしたこと等が推察されます。何と素晴しい授業をしている先生でしょうか。

試験の高い点数がとれるよう教科書を厚くし、時間数を増やす授業は2012年より実施されていますが、感性(感動、感激する気持ち)を育て、行動力を重視する松川小学校の教育姿勢に共感します。

背景を考えるに、松川村立松川小学校はお米と水が美味しい、美しい北アルプスと田園風景が広がる素敵な場所で、安曇野ちひろ美術館があります。松川小学校は美術活動を通じてそことも交流しているのだそうです。

こどもの人格形成に環境が大きく影響を与えることは広く知られています。環境を活かした教育者を得た子供達は幸せです。将来に夢を見れます。

松川小学校6年3組 大沢学級ガンバレ!