新緑の季節を前に花が一斉に咲きだしました。
水仙、チューリップ、ムスカリ、芝桜、イベリス、アジュガ、梅、桜、桃等など多少の前後はあるものの赤,黄、白、青、紫、緑、桃色のグラデーション、暖かな日差しそれらの中に立っていると自然と笑みがこぼれてきます。近くでウグイスが鳴いています、なき方からすると大分前からなき始めていることが分かります。
六月になり緑が濃くなる前、五月の新緑の頃が海と空の青さに映え清々しく、広々とベルガーディア鯨山ガーデンが一番美しく、地図にない田舎を感じさせる瞬間です。
心を癒し育む、地図にない手作りの田舎づくり。
新緑の季節を前に花が一斉に咲きだしました。
水仙、チューリップ、ムスカリ、芝桜、イベリス、アジュガ、梅、桜、桃等など多少の前後はあるものの赤,黄、白、青、紫、緑、桃色のグラデーション、暖かな日差しそれらの中に立っていると自然と笑みがこぼれてきます。近くでウグイスが鳴いています、なき方からすると大分前からなき始めていることが分かります。
六月になり緑が濃くなる前、五月の新緑の頃が海と空の青さに映え清々しく、広々とベルガーディア鯨山ガーデンが一番美しく、地図にない田舎を感じさせる瞬間です。
「我は海の子」の一小節。
ー 煙たなびく苫屋(とまや)こそ我が懐かしき住家なれ ー
地図にない田舎、ベルガーディア鯨山の「森の図書館」に暖炉が出来、煙突も完成しました。薪を焚いてみると、煙が作ったばかりの煙突の角トップからゆらゆらと立ちのぼり周囲の木立と青空にとけこみます。
角トップの製作は二度目で、前回ステンレスで作ったときには熱ひずみのため変形して使い物にならなかった。(素人溶接の悲しさ、技術がなかった)今回は、2.0mmの鋼板を使い、切断と溶接を繰り返すことまる2日何とか完成にこぎ着けた。仕上げはブラックの耐熱塗料を噴き付けると既製品とかわらぬ出来ばえに見えます。
1. 母屋
2. ガーデンカフェ エバーグリーン
3. 鍛冶工房
4. 森の図書館
5. ツリーハウス
これで、地図にない田舎ベルガーディア鯨山には5本の煙突が立ち上がり、いずれかの煙突からは前述した光景が見られます。また暖炉の前は暖かな炎が揺らぐ癒やしの空間となり、より一層の感性の育む創造空間となることを願っています。
しばらくご無沙汰しました。毎日元気にかつ、忙しく生きております。
暖炉づくりをしていたと思えば翌日は花、野菜の苗作りの種まきをしたり、ガーデンの草花の新芽が出ているのを見れば去年の枯葉掃除をする。という具合に春先はあわただしい。
さて暖炉だが、前回は燃焼室までだったがその後、後ろ(反対側)のオーブンではパン、ピザが焼けるようにドーム型の石釜にした。
構造は、燃焼室の炎が後ろから石釜部に入りそこを熱して煙突から排気するという簡単なものです。只、石釜部には熱した時点で炎を遮断する断熱レンガの蓋があり又、蓋をした時に排気するための5cm角の小さな穴を床の端にもうける。煙突にはダンパーを設け、石釜を使用する時はダンパーを閉じ熱を逃がさないようにする。床の小穴からは燃焼室の熾き火の熱が石釜部に入るので連続して焼ける釜として使えるだろう。
注文していた煙突が届いたので今日早速火を入れてみた。ゆっくりと熱をかけて行かなければならず今日は僅かに燃やし、煙の漏れなどの確認をする。
足の指を霜焼けにしながらスタートした暖炉づくりだが、最近の陽気には半そででの作業となり暖炉づくりに?を感じる人もいるかも。
作業全般で大変と思ったことは、使用済みレンガのモルタルを除去しながらの作業(安く上げるためには止む得ない)だった。全部で500枚ぐらい使ったか。
次に、天板に使った4cmの御影石のサイズ加工だろう。ある廃業パチンコ 屋のカウンターに使われていたものだが、カッター1台壊しながらの作業で大変だったのと、高くついたことでダブルで疲れた。
薔薇輝石や雪のエッセンスを集めて、ひかりけだかくかがやきながらその清麗なサファイア風の惑星を溶かそうとするあけがたのそら。
明けてそめゆく空の色を薔薇輝石で表現した賢治。
賢治が、大正8年2月2日の父あての手紙で大槌に薔薇輝石が産出することを記しています。これらのことを「賢治記念館」の佐藤 勝館長に確認した後、心当たりを探してみたいと考えていた。
「森の図書館」では、丁度賢治童話展を企画中であり、その目玉となる物として大槌ゆかりの薔薇輝石があれば朗読会、チェロコンサートとあわせて有意義なものに出来るだろうと思い、東建コンサルタントの前田氏に声かけた。彼も以前から興味を持っており二つ返事でOK。
いよいよ3月30日、探索に出かけた。坑道を三箇所見つけ内一つに懐中電灯をつけ入ってみた。足元は10cm位水が溜まり、相当深く、中で坑道が何箇所にも分かれ又、上下に分かれているところもある。入り口近くには、小鳥の巣があり、20mほど奥にはコウモリが棲息していた、電灯で照らしても微動だにせず逆さまにぶら下がっている。
坑道内部はいたるところに割れ目が入り崩壊の危険があることから、無理はしなかった。坑道を出て、側の水の枯れた沢でたまたま拾った石をハンマーで割ると僅かにピンクの色が見える。更に5,6個石を割ると、よりピンク色の濃い物が出てきた。
これが薔薇輝石か?、こんなに簡単に見つかるものなのか見たこともない石だけに目の前のピンク色に輝く石が薔薇輝石だとは半信半疑の気持ちだった。
欠片を大事に持ち帰り、サンドペーパーで磨いてみると確かに賢治が明けてそめゆく空の色と表現したピンク色、「間違いない薔薇輝石だ!!」その日の夕方から二人で居酒屋で祝杯をあげたことはいゆうまでもない。
レンガ積みを2段終わったところでロストル下、灰取り出し口の扉製作に取り掛かった。
この扉製作は、6mm鋼板を加工し割りと簡単でした。唯一手こずったのが扉の取っ手が閉じた時にギュツと締まるように加工することだった。
石造りの建物に似合うガッチリした暖炉のイメージから取っ手に犬釘(鉄道のレールを枕木に固定する釘)を使い、引っかかりは半月状に鍛造した部品を溶接し完成させた。
次に、燃焼室の扉だがこれには4日程かかった。まず燃える火が眺められるように耐熱ガラスを入れた。ガラスは以前捨てられていた電子レンジから扉の部分を取り外し手元にあった物を使用し、それに合わせて鋼板を加工した。問題はガラス交換時に扉をばらさなくてもスムーズに交換が出来るよう分解可能にする事と、やはり扉を閉じた後の締め付けできるようにすることがポイントだった。又、積み上げレンガとの取り合いで鋼板の幅等が決まりそれらを解決する為に3日位要した。
前にも紹介したように手元にあるものを使い如何にセンス良く見せるかに腐心しているので
大雑把な図面というよりもマンガはあっても、その時々の現場で合わせて組み立てていくというスタイルで進めています。今後は、燃焼室の天井(オーブンの炉床)がひとつのポイントとなり又、オーブンのドーム天井も重要なポイントになるでしょう。