ピザ作りで交流会

ベルガーディア鯨山今年最初の活動は、1月8日大槌町「里親の会」交流会でした。震災遺児達と里親どうしがピザを作り、お互いが食べ比べして楽しく遊んだ一日でした。

当日は、未就児童から高校生まで子供9名,大人7名の参加者があり、「森の図書館」で高校生のお姉さんに本を読んでもらったり、「ツリーハウス」に寝転んでクマの毛皮の頭を枕に写真を撮ったり、なでたりと遊んだ後は「風の電話」に行き皆で代わるがわる電話をかけていました。

「準備できたよ!」の声に全員釜の前に集まりお姉さんのお手本トッピングの後、子供同士或いはお母さんと子供が一緒になって自慢のピザを作りました。

全部で8個、焼き上げた先から子供達のお腹に納まっていきます、お腹が一杯になるとまた外に出て遊ぶという具合で、帰りのバスに乗る時には皆の顔がニコニコと満足そうでした。

尚、今回の会にはアメリケアーズ、グットネバーズジャパンの協力をいただいております、ありがとうございました。

地図にない田舎の鍛冶屋

連日氷点下の気温が続く中、少しは暖かくなるかと思い鍛冶工房にこもり、昨年はをあまり作らなかった燭台作りをした。

昨年までは、鍛造しっぱなしの荒い強さの中に繊細さを求めた作品だったが、今年は少し変えてより繊細さを押し出す意味で研磨を加えて見た。

「粗雑な荒さ」と「研磨された繊細さ」磨き過ぎても面白さ、躍動感が失われるのでそのバランスが大事である。

仕事中は寒さも忘れているが、後で足の指先がかゆくなりしもやけになつたことに気づく。

とかく冬場の外仕事は問題が多い、しかし持った性分で、、何かしていないと一日無駄にしたような気分になる・・・・・・・貧乏性て奴ですかネ?

2013年も宜しくお願いいたします

2013年1月1日の日の出。

昨年末完成した、ツリーハウスから見る日の出はどんなだろうと上がってみた。冷たい、張りつめた大気を一瞬でやわらげる陽光がさし、まわりの木々が呼吸をはじめる。

長い暗闇と沈黙は、一瞬で生をとりもどし騒がしくなる。

新しい年が明け、また何かが始まる。

目に見えるもの、耳に聞こえるものは誰が見ても、誰が聞いてもそれ以上でもなければ以下でもない。

見えないもの、聞こえないものにこそ大事なものがかくされている。今、「感性の育み」が被災地の子供達にとって大切で必要とされている。

感性を豊かにすることで、いろいろな考え方が出来、物事の本質を追求できる。

自然豊かな環境で草花や小動物とあそび、それらの気持ちを理解する。

森の図書館からもちだした本を芝生にねころんで見たり、森のベンチ或いはツリーハウスにこもって見る。

自分の感性で想像、創造空間を大きく広げてほしい。

地図にない田舎、ベルガーディア鯨山は「子供達の感性の育み」、「心のケアを必要とする人」、「障がいのある方々」をベルガーディア鯨山を応援してくれる皆様と一緒に活動支援していきます。

今年もよろしくお願いいたします。

蜜蝋キャンドル100本つくる

12月24日、大槌産蜜蝋を使った蜜蝋キャンドル作りをしました。朝から小雪が舞、日中でも氷点下の気温で外での作業には少し厳し過ぎるコンデションだったがやると決めたからには又、今日を逃したら今年は出来ないかもという思いもあり妻と二人、寒さも雪もなんのその鼻水をすすりながら100本のキャンドルを作った。

今年は、キャンドルの浸漬過程でハーブ、ローズマリーを埋め込み香りのグレードアップを図った。

夕食時、出来立ての蜜蝋キャンドルを灯し今年もなんとか作れた喜びに乾杯をしました。

ツリーハウス魂入れをする。

12月22日、ツリーハウス作りに多大な協力をいただいた、隣組のおじさんたちとハウスで一杯呑むことにした。当日は、急な呼びかけにもかかわらず4人が集まった。

ハウスには電気は引くつもりがないのでランプとローソクの明かりだけでの生活となる。狭い部屋の薪ストーブに火を入れると、外は氷点下の気温だったが24、5度まで室温が上がり、皆1枚、1枚と服を脱ぐほどだった。

話題は、高台移転から公営住宅、大震災による津波からせっかく逃れたのに三陸縦貫道建設による立ち退きしなければならない道路行政の理不尽さ。遠野物語からカッパの話には、貧しかった農村の食い扶持を減らす為の止むにやまれぬ悲しい現実が背景にあるという。自分達が子供の頃は山で小屋作りなどは良くやっていたが今時の子供達の遊びは?等等。いい親父達が「大人の遊び」と称して童心に返ったひと時だった。